災害時インフラ最新情報

肌着売り場が“シェアオフィス”に変身!? 売り場を提供したイトーヨーカドーの狙い

  • シェアオフィスがスーパーの売り場の一角に今月25日にオープン
  • 人数に合わせたオフィススペースに加え隣にはキッズスペースも
  • 営業職やテレワークで近隣で働く人を取り込み “ついで買い”狙う

シェアオフィスがスーパーの売り場の一角にオープン

東京・北区赤羽駅前の、イトーヨーカドー赤羽店。
その4階の衣料品売り場の一角にシェアオフィスが3月25日にオープンする。

さまざまなオフィススペースに加え隣にはキッズスペースも

複数の社が同時に使えるオープンスペース

用意されていたのは、複数の社が同時に使えるオープンスペースや、個室利用タイプ、少人数利用タイプなどさまざま。中には電話をするだけの利用を想定し、携帯充電器とメモだけしかない狭小スペースまで。

電話使用だけを想定した狭小スペースも

シェアオフィスからは窓越しに保育士が常駐しているキッズスペースが見えるようになっていて、別料金ながら、仕事をしながら子供の面倒を見てもらうこともできる。

オフィスから窓越しにキッズスペースをのぞくことができる

このサテライトオフィスの運営するジザイワークの長田健登事業部長は、スーパー内にシェアオフィスを設けた理由について、
「この数年来、働き方改革の影響で、より分散して働くことの価値が増している。通勤の時間を削減して、働く場所と生活の拠点を一体化させることで、総合スーパーにサテライトオフィスを出店するということは、利便性が上がるのではないかと」と話す。

外回りが主体の営業職や、テレワークを利用し職場まで出向かなくてもよい近隣住民が狙いだという。

働く人の“ついで買い”で売り上げアップも見込む

一方で、元々売り場だった場所を提供するイトーヨーカドー側の狙いは何なのか?

イトーヨーカドーは、現在、販売が振るわない衣料品売り場を縮小し、テナントへの切り替えを進めていて、このシェアオフィスは、これまで肌着売り場だったのを切り替えたものだという。

働き方改革で需要が高まるシェアオフィスを導入することで、働く人を取り込み、“ついで買い”による売り上げアップを狙いたい考えだ。

2階から上はネットスーパーの拠点にも

経営コンサルタントの森田章氏は、
「これまで総合スーパーというのは、1階の食品売り場で集客して一定の利益を得たうえで、2階、3階に誘導して衣料や生活関連商品を買っていただいていた。ところがこの分野に魅力ある専門店がどんどん成長してきたために、なかなか上層階に足を運んでもらえなくなったということだと思います。(スーパーも試行錯誤する中で)今では、2階から上を成長著しいネットスーパーの拠点として食品をストックしておいてそこから配送するようなこともしている」と話す。

(「プライムニュース α」3月20日放送分)