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創業家出身の社長は元外科医…「正露丸」の検証で気づいた“エビデンスマーケティング”の重要性

  • 正露丸の大幸薬品トップ柴田高社長は創業家出身ながら24年間外科医として活躍
  • 正露丸の薬理メカニズムの検証からエビデンスマーケティングの重要性を再認識 
  • エビデンスマーケティングから生まれたウイルスや菌を除去する「クレベリン」

元医師ならではの経営理念

正露丸(大幸薬品)

ラッパのマークでおなじみ、正露丸の大幸薬品。トップの柴田高社長は、大幸薬品創業家の三男として生まれ、24年間外科医師として活躍した異色の経歴の持ち主だ。

柴田高社長

そんな柴田社長が語る、元医師ならではの経営理念について、椿原慶子キャスターが聞いた。


椿原慶子キャスター:
経営については、勉強もご自身でされていたということですか?

柴田高社長:
患者さんの病気を治すということは、ほかの経営課題よりもものすごくハードルが高いんです。治療法を開発するとかね、腕を磨くとかね。そういうスキルで会社を見たら『これやったら、まだいけるかな』というような自信ありましたよ

日露戦争のころから使われ、誰もが知る国民薬の正露丸。
どんな効果があるかということは、柴田社長が医師として働いているころまで立証されていなかったという。

柴田高社長:
医学部で薬学の勉強をしている中で、正露丸が全然教科書に出てこないんですよ。経験的に効くということと、経験的に副作用がないことで、世界中で使われていたんです。そこで正露丸の薬理メカニズムを調査しないといけないと…

“エビデンスマーケティング”の重要性を再認識

この正露丸の検証でエビデンスマーケティング=証拠や論拠に基づいたうえで市場に訴求することの重要性を再認識したという。

柴田高社長:
エビデンスを積み上げるためには、根本にはサイエンスなんですよ。サイエンスはうそをつかない

そうした中で世に生まれたのが、二酸化塩素の力を使って、空間やものについたウイルスや菌を除去する「クレベリン」だったという。

「クレベリン」

浮遊菌が半分に…空気飛まつ感染が抑えられる可能性

柴田高社長
二酸化塩素は次世代の消毒剤と教科書に書いている。自分で確認しないといけないと思い、病理の先生にお願いして、解剖室に置かせてもらい浮遊菌を測ったんです。そしたら、クレベリンゲルを8個置くと、解剖室の臭いが翌週消えてて、浮遊菌も半分になって。浮遊菌が消えるいうことは、空気飛まつ感染が抑えられるという可能性に気付いたんです

今やクレベリンは、正露丸に並ぶ製品へと成長した。

刺さる情報は一目ぼれ+ロジックとエビデンス

椿原慶子
実際に医療の世界だけでなく、ビジネスや教育などでもエビデンスマーケティングが重要と言われていますが、その背景というのは、どういうところにあると思われますか?

柴田高社長:
今、インターネットで見るといっぱい情報ありますよね。どれを信用していいかわからない。人間の情報の処理能力は限られているといったときに、やっぱり刺さる情報でないとだめなんですよ。刺さる情報はロジックであり、エビデンスなんです。もう1つは、右脳に刺さる。モノを買いたいと思う行動は一目ぼれなんです

エビデンスが重要だからこそ、右脳による感覚的なものが鍵を握るという。

柴田高社長
エビデンスマーケティングの根底には、右脳戦略というか(消費者を)引き付けるものが対等にないと成功はしないんです。難しいことばっかり言われても、頭に入らないですよね。まず、一目ぼれをしていただいてキャッチする、そして興味を持ってもらう。そして、これはどういう効果があるかというのを論文発表をもとにしたコアなキーメッセージを伝える。これが、われわれが主体的にやっている戦略になります

(「プライムニュース α」3月12日放送より)