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歓送迎会シーズン!もし幹事になったら…これだけはやっておきたい今どきの「会社の飲み会」

カテゴリ:テクノロジー

  • お店選びのトレンドは“専門店”
  • 2次会参加者は事前に募っておくと、強制参加を防げる
  • “アルハラ”のNG事項を案内に記載するべき

職場の飲み会に行きたくない…など最近では何かとネガティブなイメージを持たれがちだが、歓送迎会シーズンを前に、飲み会の幹事を任命されることもないとはいえない。

普段の仕事に加えて、もう一つの仕事が加わると感じて、できればやりたくないと思っている人も多いだろうが、いざやるとなったら失敗はしたくない。

今回は、自分が思う「飲み会のルール」を、幹事として演出することで、結果として楽しい飲み会になり参加しやすくならないかと、少しポジティブに考えてみたい。

そこで、多数の宴会で幹事を務めた経験があり、「新入社員や若手社員こそ、どんどん幹事を務めた方がいいです。自分を売り込むチャンスですよ」と語るビジネスマナー講師・篠原あかねさんに、飲み会の形も変わりつつある今、幹事の“ルール”を聞いてみた。

幹事経験が“ビジネススキル磨き”につながる

「飲み会の2~3時間だけ頑張って、同僚を満足させて、自分の点数が上がったらオトクですよね」(篠原さん)

――飲み会の幹事はどのような部分が、職場での評価につながるのでしょう?

幹事は喜ばれるお店選びの腕や参加者を観察する広い視野、トラブルが起きた時に臨機応変に対応する力が求められます。

これらの能力は仕事でも活きるものなので、幹事がうまくできれば、仕事でも評価されるんです。あと、単純に楽しい宴会をセッティングすれば、上司や先輩に「デキるやつだ」と思われるじゃないですか。

スキルや学歴も大事だけど、企業という組織で重要なことは、いかにかわいがってもらうか。そのための点数稼ぎはしておいた方が、自分が働きやすくなりますよね。


――なるほど。とはいえ、最初からうまくできるものでもないですよね。

幹事は、自分に足りないビジネススキルを知って、鍛えるきっかけにもなります。

仕事と違い、飲み会は主に職場内で完結するものです。若手であれば、失敗しても「仕方ない」と笑って済ませてもらいやすいので、そういう機会にいろいろな方法を試して、ビジネススキルを磨いちゃいましょう。

何事も“事前に”提示・確認しておくことが幹事の務め

ここからは、篠原さんに教えてもらった具体的な“幹事ルール”を紹介。

●「日程決め」は“参加人数が多い日”という基準を定める
歓送迎会であれば、メインの人が参加できる日であることが絶対条件。役員や部長、課長など、役職が高い人の予定も合わせられるとベスト。

出席確認の段階で「参加人数が多い日に決めさせてもらいます」と、候補日を3~5個程度に絞っておくと、参加者も日程を調整しやすくなる。

●「お店選び」のトレンドは“専門店”
一昔前はチェーン店の飲み放題プランが一般的だったが、最近は敬遠されがち。

近年、北海道の海鮮、博多のもつ鍋など各地の名物を押し出した店や、熟成肉など素材にこだわった専門店が増えており、参加者にも満足してもらいやすい。

最近は無断キャンセルなどが問題になっているため、店が決まったら、事前に一度店に行って軽く打ち合わせしておくと信頼感につながり、店側の印象もよくなる。

●「会費の集金」のタイミングは“飲み始める前”
大人数の飲み会は、会計しやすい定額制の飲み放題プランなどが無難。お酒を飲めない人もいるので、ソフトドリンクの数も見ておくことが大切。

集金は飲み会の最初、店に到着した時点で集めてしまうとラク。

終盤になると、酔っ払っている人や先に帰ってしまった人がいて全員分集まらず、自分で立て替えることになってしまう。

●「乾杯」のドリンクは事前に決めてもらう
最近は「1杯目はビール」というマナーがほとんど騒がれなくなったが、ビール以外のお酒は提供までに時間がかかることも多いため、参加者が席についた段階でメニューを渡し、「1杯目決めておいてくださいね」と声をかけるとスムーズに進めやすい。

ちなみに、幹事としては、宴会開始の20分前には店に到着しておきたいところ。

●「座席」は仲いい人同士で固まりすぎないよう“ジグザグ”に配置
歓送迎会のメインとなる人の席は、基本的に会場の真ん中。

メインの人の隣には最も役職の高い上司、もう片方の隣席と正面には業務でつながりのある仲のいい人を配置。正面の人の隣に、上司と仲のいい人に座ってもらうと、それぞれの会話も混ざりあいやすくなり、1人でポツンとする人が出ない。

仲がいい人同士をジグザグに配置していくと、会場全体が和やかな雰囲気に。

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●「酒癖の悪い人の対処」は“冗談っぽく”がキーワード
宴会中は、グラスや皿を割らないためにも、空いたものはすぐ下げられるように目を配ること。

後輩や同僚に酒を強要する人がいる場合は、冗談っぽく「パワハラで訴えられちゃいますよ(笑)」と止めよう。真面目に注意すると、場が白けてしまう。

●「2次会」の参加希望者は“企画段階”でチェック
2次会の店も、事前に予約しておけるとベスト。1次会終わりに、店先で「次の店どこにする?」ともたもたすることがなくなる。

1次会とは違うテイストで、飲み物がおいしく、駅に近い店だと喜ばれるだろう。

案内を送る段階で「2次会に参加したい人は申し出てください」と記載すると、1次会終わりに帰りやすい雰囲気を作ることができる。

ルールを明確に定めて、みんなが楽しめる飲み会に

上記のような「酒癖の悪い人がいる」「二次会に行きたくない」というのは、会社の飲み会に行きたくない理由であがることが多いが、これらについてもう少し詳しく聞いてみた。

――幹事初心者が、やりがちな失敗は?

気合を入れすぎて、詰め込みすぎちゃうケースはよくあります。

送別会にはお涙ちょうだいな演出が必要だと思って、スピーチをたくさん入れてしまうと、ゆっくり食べたり飲んだりする時間がなくなり、参加者の満足度が下がってしまいます。

スピーチを入れるのであれば、最初の乾杯の時と途中に1回ぐらい。10分以内に収められれば、飽きずに聞いてもらえるでしょうね。

――逆に、これだけはしておいた方がいいということはありますか?

アルコールハラスメントに関するルールは、具体的にしておいた方がいいです。

「『俺の酒が飲めないのか』『酒は飲めば鍛えられる』という発言はNG」など、案内に記載して、参加者の目に触れさせることが大事。

あと、案内には開始時間だけでなく、終了時間を記載することも忘れずに。

「開始19時・終了21時・延長なし」のように書いておくと、1次会だけ参加する人や家で子どもを留守番させている人は安心ですよね。

飲み会のルールを明確化し、ダラダラさせないことも幹事の仕事ですよ。

 
幹事は事前準備や当日の気配りなど、仕事量が多いが、教えてもらった基本の“幹事ルール”を踏まえつつ、自分なりにアレンジしてみると、職場での評価が一気に上がるかもしれない。そして、「飲み会のルール」が次回にも引き継がれれば、自然と飲み会自体が変わっていくということもあるのではないだろうか。

篠原あかね
ビジネスマナー講師、スマートコミュニケーションズ代表。リクルートでの研修業務、金融機関での秘書を経て、講師活動を開始。『マンガ・黄金の接待』の監修なども務める。
https://smacoms.jp/

取材・文=有竹亮介(verb)