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「払うしかない…」見積もり出したら100万円超!引っ越しできない人続出のワケ

  • レオパレス問題などで深刻化する“引っ越し危機”
  • 見積もりで「100万円以上の提示受けた」
  • 引っ越し業者に頼めなかった場合どうすれば?

“引っ越し危機”今年はさらに深刻化…一体なぜ?

進学や転勤などで、これからピークを迎える引っ越し。
しかし実はこの時点ですでに引っ越し業者は予約で、もういっぱいだという。更に追い打ちをかけるようにレオパレス問題。8000人近くの人が3月末までに引っ越しを求められている。こんな状況の中で、このあとの春の引っ越しは大丈夫なのか。

ひっきりなしに鳴り響く受け付けの電話。都内の引っ越し業者には、問い合わせの電話が殺到していた。
進学や就職、会社の転勤などによる引っ越しがまさにピークを迎えるこれからの時期。しかし今困った事態が起きていた。

10代の女性:
どこに連絡しても3月末(の引っ越しは)いっぱいいっぱいで。(何社に断られた?)4件(社)くらい。

20代の女性:
(予約を)取りづらいって聞いていたので、(引っ越し業者は)使わないで行こうかなと。

2017年度の大手6社の引っ越し扱い件数をみると、月別に並び替えてみると3月と4月に集中しているのが分かる。特に、去年3月は通常の月の2倍。実に34万件にも及んでいる。

こうしたピーク時に起きるのが、引っ越そうにも引っ越せないという非常事態。
2018年の春には茨城県庁が業者に断られ、職員が自分たちで引っ越し作業を行うという前代未聞の出来事があった。そうした“引っ越し危機”が今年は更に深刻化しているという。一体なぜなのか?
引っ越し事情に詳しい横川尚佳さんに聞くと…。

引っ越し事情に詳しいリベロ・横川尚佳常務取締役:
(クロネコ)ヤマト引っ越しセンターさんが、今回ちょっと受注を制限されてしまって、一般の引っ越しを受けていらっしゃらないので。

2018年の夏、ヤマトホールディングスの子会社が法人向けの引っ越し代金を過大請求していた問題が発覚。それを受け、現在一般向けの新たな引き受けを休止しているのだ。
さらに、この状況に追い打ちをかけているのが、レオパレス21による施工不良問題。

公表されたうち、建築基準法の耐火性能を満たしていない物件は実に641棟。およそ7800人が住んでいる。

その物件の入居者に配られた1枚の紙。そこには、「3月末まで」に転居するように求める言葉が。まさに、引っ越しシーズンのピークと重なる時期。

埼玉県内のレオパレス物件に住む男性は、「やはり3月の引っ越し業者を探すのが大変ですね。この時期、なかなか見つからないので」と話す。
また都内のレオパレス物件に住む大学生も、「新入生が部屋を決める時期。時期的にもちょっと厳しい」と言う。

ただでさえ業者の手配が難しい時期に、新たに8000人近くの人が、引っ越しをしなければならなくなったのだ。実際、引っ越しを請け負う業者側はどんな状況なのか。

カルガモ引越センター的場栄一社長:
これが(先週末の)受注の資料ですね。大体普段(閑散期)の2倍位で、1日100件ちょっとくらいきてますかね。(例年より)3割ぐらい受注が増えているんじゃないかと思います。

受注は、例年の3割増し。そのため今年は、ドライバーや、電話受け付けのスタッフを増員したという。これによって、2月14日の段階では、まだピーク時の受け付けもしているそうだが、料金はその分、高くなっているという。

カルガモ引越センター的場栄一社長:
やっぱりこの時期(繁忙期)になると値下げはできないという形ですね。混雑時には、2割3割料金アップという形でそれでもやっぱり全部埋まってしまいますね。

各社とも同様の状況とみられる中、ネット上には悲痛な声が・・・

引っ越し見積もりで「100万円以上の提示受けた」

『引っ越し見積もりをお願いしたら、2社から100万以上の提示を受けた

4月に埼玉の3LDKから東京の2LDKに娘と2人で引っ越す女性が、業者から提示された見積書をみると、金額は、なんと「104万1660円」。

引っ越し見積もりが104万円になった女性:

言われた金額を払うしかないというのはありましたね。わからないじゃないですか、素人には。

引っ越し料金の相場は、近年、高額化の傾向にある。
見積もりサイトのデータによると、去年の単身者の引っ越しは、繁忙期で8万7000円。

家族の引っ越しは、15万5000円で、今年はさらに上がるとみられている。

長時間労働を減らす「働き方改革」で全体の受注件数を減らす傾向にあるため、その分、単価が上がってしまっているという。さらに・・・

引っ越し事情に詳しいリベロ・横川尚佳常務取締役:
最近は、通販の台頭もあって、物流の方で、安定的に稼ぐことができると運送業者さんは考えていらっしゃるので。

運送業者が引っ越し業者から、宅配業へ方向転換する動きがあるという。

引っ越し業者に頼めなかった場合どうすれば?

では、もし、引っ越し業者に頼めなかった場合は、どうすればいいのか。

引っ越し事情に詳しいリベロ・横川尚佳常務取締役:
例えば、宅配で荷物を段ボールに詰めていただいて、それを宅配物として送っていただいて、大型の家具家電等々に関しては、例えば現地で調達していただくとか、一時的に家族にあずかってもらう。

引っ越しできない人を減らすために、国交省ではピーク時の引っ越しを避ける“分散引っ越し”というものを呼びかけている。
3月下旬から4月上旬は特に混雑が予想されているので、できるだけ2月中か、もしくは4月中旬以降に引っ越しをしてほしいと呼びかけている。


(「プライムニュース イブニング」2月14日放送より)