日曜安全保障 緊迫 米 VS イラン タンカー攻撃誰が?

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日本を取り巻く安全保障問題を、わかりやすく深堀りしていく、「日曜安全保障」。

2日のテーマは「タンカー攻撃で緊張高まる米国 VS イラン」。

竹内友佳キャスター「中東のホルムズ海峡付近でタンカーが攻撃された問題、アメリカはイランを名指しで責任があると主張しています。これに同調する国もありますが、同盟国の日本は、イランとは言及していません」

フジテレビ・能勢伸之解説委員「アメリカ海軍は証拠となる映像・画像を出しているんですね。これは、アラブ首長国連邦の沖合に戻ってきた、攻撃を受けたタンカーの19日の映像なんですが...」

竹内キャスター「こちらのタンカーですね。あ、穴が開いてますね」

能勢解説委員「アメリカは、この穴は『吸着水雷』が爆発したことによって開いた穴だと主張しているわけなんです」

竹内キャスター「その『吸着水雷』って何ですか?」

能勢解説委員「この吸着水雷というのはですね、本来ダイバーが水中に潜っていって船底に爆弾を貼りつける。それで、これが爆発することによって船を沈没させると...。こちらのですね、ちょうどバケツをひっくり返したような形をしてますが、これがそうなんですね。当初アメリカ海軍は、イラン最高指導者直属の革命防衛隊が、タンカーに貼りつけた不発弾を回収しているとする映像を公開しましたね。そこには、不発弾を留めていた磁石が映っていました。その周囲に残されていた丸い痕跡にメジャーを当てて、直径550mmとわかる画像をアメリカ海軍は、わざわざ公開したんですね」

竹内キャスター「直径550mmという数字に何か意味が?」

能勢解説委員「イラン革命防衛隊がかつて発表した吸着水雷の資料、これをアメリカ海軍が発表してるわけなんですけども、そこに『直径550mm』と、しっかり書いてある。

タンカーに残された痕跡のサイズが一致している、そして2カ所のくぎ穴の位置ですとか、回収された残骸の組成も、イラン国産の特大吸着水雷と特徴が一致している。そのうえで、『攻撃を行ったのはイラン革命防衛隊海軍であるのは、ほぼ確実』と分析しているわけなんですね」

竹内キャスター「でもイラン側は、関与を強く否定していますよね」

能勢解説委員「はい、しかもイランの革命防衛隊は、20日になって、タンカーが攻撃されたホルムズ海峡付近で、アメリカの大型無人偵察機が領空侵犯したので、『サッヤード2C』とみられる対空ミサイルで撃墜したことを発表してるわけなんですね。その残骸を公開しているわけなんですが、革命防衛隊の幹部は、『2回警告したのに、反応がなかったので撃った』などと述べていて、正当性を主張しているわけなんです。これに対し、トランプ大統領は、イランへの報復攻撃を計画したものの、攻撃10分前に停止を命じたことも明らかにしているわけなんですね」

竹内キャスター「このまま緊張状態が続くと、中東に原油の8割以上を依存している日本にも影響が出てきそうですよね。まだまだ中東情勢、そしてアメリカとイランから目が離せそうにありません」