動く畳の上で“絶頂睡眠”!? 人気ヘッドスパ店「悟空のきもち」の新サービスがシュール

カテゴリ:国内

  • “寝落ち”必至の人気ヘッドスパ専門店「悟空のきもち」が新サービスを発表 
  • 自動運転で移動する畳の上でヘッドスパ体験! 
  • 「空を飛んでいる感覚」を追求、寝たらもったいない気もするが…

“動く畳”で極上ヘッドスパ体験!?

現代人の天敵といえば、何といってもストレス。
最近ではウェアラブル端末で社員の動きや心拍数をデータ化し、会社内で受けるストレスを数値でチェックするシステムも登場するなど、ストレスとの付き合い方は一大テーマとなっているが…

そんな中、ほぼすべての人を10分で“寝落ち”させる独自の施術が人気で、日本一予約がとれないともいわれるヘッドスパ専門店「悟空のきもち」が関西電力・損保ジャパン日本興亜との共同プロジェクトで驚愕の癒し系サービスを発表した。
まずは、こちらの動画をご覧いただきたい。

紅葉の中をスイーッと走っていく、謎の畳!

その名も「ただの畳」というこの新サービスは、歩行者や車・道などを検知し、自動運転する畳の上でヘッドスパを受けられるというものだ。

確かに、のんびりと景色を楽しみながら受ける極上のヘッドスパは、ストレスも吹っ飛ぶ気持ちよさに違いないが…よく見ると、客は目にタオルをかけた状態でヘッドスパを受けているではないか。

これでは何も見えないのでは…?

さらに、「ただの畳」の公式サイトには「きもちよすぎて寝る」「無人AI技術の近未来と江戸時代が交錯する飛行異次元の快感寝落ち装置」とある。

せっかく屋外を移動できるというのに目元にはタオル、さらに、“絶頂睡眠”と言われる人気の施術で寝てしまって景色が見られないのはもったいないのでは?
そもそも、なぜ畳を動かしてしまったのだろうか?

いろいろ気になってしまったので、「悟空のきもち」にお話を伺ってみた。

「アラジンの魔法のじゅうたんで寝たい!」

――「ただの畳」を作ったきっかけは?

もともと関西電力が作った低速のモビリティーが、乗っていると眠くなるということで、昨年春ごろ私たちにお話を頂きました。

アラジンの魔法のじゅうたんで寝たい!という私たちの夢を実現させるために大幅な改修、空飛ぶ感覚の追求を依頼し、最終的に畳になりました。
悟空のきもちとしては、現在42万人の予約待ちのお客様に「待っていただく価値」となる、進化した睡眠体験をご用意したかったという理由があります。

そして「寝るには、安心って要るよね」って話になり、損保ジャパン日本興亜が参加し、すべての会社の遊び心と本気を全開にこの企画は成立しました。


――「空飛ぶじゅうたん」ではなく畳にしたのはなぜ?「空飛ぶ布団」ではだめだった?

もともとの企画はじゅうたんだったのですが、「日本に歴史や伝統を感じるだけの空飛ぶ魔法の世界にありそうな古いじゅうたんが無かった」「古い布団って魔法が使えそうにない」など、そんな理由で日本人として畳になりました。
江戸時代の畳、平安神宮の畳って魔法のようなことが起こりそうって、歴史や伝統に期待感があります。

実はこの「ただの畳」は“魔法のじゅうたん”をモチーフにして、時速3~5kmという「人間が眠くなる速度」に加え、走行中に振動や足元に風を感じさせることなどを組み合わせた「空を飛んでいる感覚」を追求したものなのだという。

さらに、「一見ただの畳だが、実は古い魔法のアイテムだった!」というストーリーに沿って、使用する畳は200年以上前の江戸時代のものや、京都・平安神宮から提供されたものを改修して使うなど、こだわりが詰め込まれているのだ。

動く畳に乗ることでこだわりの“浮遊感”が楽しめるということはわかったが、では、ヘッドスパに集中するとせっかくの景色を楽しめないのは良いのだろうか?

「最初の10分はタオルをつけない」

――受けられるヘッドスパはどんなもの?

受けられるのは「悟空のきもち」の60分前後の頭ほぐしコースになります。
店舗と施術自体は、大きく変わらないのですが、オープンエアの野外で風や自然を感じながら、空飛ぶような感覚から寝落ちする新しい体験になります。
動画のものは2畳タイプになり、1台でお客様2名までを予定しています。2畳タイプより小回りがきく1畳タイプも制作中で、2月中には完成します。


――景色が見られないことや“寝落ち”してしまうことはいいの?

最初の10分ぐらいはタオルをつけず、空を見ながらただ寝転んでもらいたいと考えています。素敵な景色を脳裏に焼き付けた状態で、寝てほしいです。
寝てもらえればわかると思うんですが、見るだけが観光じゃない。夢の中までも感じて観光する贅沢ってあるんです。素敵な環境の中で空を飛ぶ感覚は、唯一無二の体験になると思います。

客から見えるのはこんな景色

――どこで運行する?

地域や場所は交渉中でまだ控えさせていただきますが、温泉地やリゾート地・テーマパークなどで、温かくなる4月頃からの運行を目指しています。
日本全国や世界も視野に、暑すぎず寒すぎず、最も気持ちいいと感じるエリアを選びながら、年間を通じて運用できればと考えています。


「悟空のきもち」によると、景色を楽しみつつヘッドスパを受けるというよりも、「景色を楽しんだのちに“寝落ち”してほしい」とのこと。
気になる運行コースは現段階では非公開とのことだが、季節によっては日の出や星空、月を見ながらの夜間運行も想定しているとのことだ。

日本初の保険も適用

夜も“ライトアップ”で運行可能!

今までにない睡眠体験が味わえる「ただの畳」だが、実はもうひとつ、全く新しい要素がある。
それが、日本初となる「完全無人自動運転保険」が適用される、ということだ。


――「完全無人自動運転保険」とは?

損保ジャパン日本興亜の協力で実現しました。
セラピストは、運転に関与していないことから、お客さん同様「乗客」と定義され、運転者がいない状態での完全自動運転時の事故を保障する日本初の保険になります。
さらに、非常時には損保ジャパン新宿のコネクティッドセンターから遠隔で保守移動できるという、ただの畳ならぬ保険内容になっています。


世界中で無人AIによる自動運転車の開発が進む中、「畳」がその最先端を走るというシュールさもまた魅力的だ。
今年4月運行開始予定、1台につき1日5~7人・合計3~5台の運行を予定しているという「ただの畳」。
日々ストレスと戦っている人は、新感覚のこんなサービスでリフレッシュしてみてはいかがだろうか。