秘蔵っ子との会食&逆撮影も…安倍首相の年の瀬ウォッチ

リアル首相動静

カテゴリ:国内

  • ゴルフを楽しむ安倍首相 記者団が“辺野古に土砂搬入”について質問すると…
  • “秘蔵っ子”稲田朋美 元防衛相と会食
  • 「報道写真展」では 安倍首相がカメラを手に…

ゴルフ中 まさかの質問に・・・

臨時国会の閉会後初の週末となった12月15日、安倍首相は、およそ1か月ぶりとなるゴルフを楽しみました。当初取りざたされていた臨時国会の延長もなく、外国人労働者に関する法案をはじめ政府提出の法案がすべて成立しただけに、安倍首相も気持ちよくプレーできたと見られます。しかし、ゴルフ中の記者からの質問に思わず困惑する場面もありました。

ゴルフを楽しむ安倍首相(12月15日 神奈川・茅ヶ崎市)

安倍首相がゴルフを行う際には、プレーの移動中などに記者が質問することが恒例となっています。これは首相側の了解のもとに行う「ぶら下がり取材」ではないので、事前に内容の告知も行わず、その場で集まった記者同士で話し合って質問を考えます。
ゴルフ中ということもあり、通常はプレーの調子を聞いたり、外遊を控えていればその意気込みを聞いたりなど、比較的答えやすい質問がほとんどであり、安倍首相も大体機嫌よく答えてくれます。

名護市辺野古の埋め立て予定区域に土砂搬入開始(12月14日)

しかし、この日は、前日の14日に沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古で、埋め立ての土砂の投入が開始されていました。沖縄県や県民からの反発が依然として強い中で行われたものですが、この件について安倍首相はまだコメントしていなかったため、私たち総理番記者は、これについて質問をぶつけてみることにしました。

プレーの合間に移動中の安倍首相(12月15日)

そして、プレーの移動の際に安倍首相が記者団に近づくと、私たちはまず今日の調子を尋ねました。すると首相は「今日は結構冷え込んでいるけど、寒さに耐えて頑張っていますよ」と笑顔で応じました。

しかし、続けざまに「きのう辺野古に土砂が搬入されたが、受け止めは?」と質問を受けると、先ほどまでの笑顔が一転して苦笑いに。そのまま質問には答えず、プレーに戻っていきました。ゴルフ中に答える問題ではないということもあるでしょうが、沖縄の基地問題が安倍政権にとってナーバスな課題であることも感じさせる一幕でした。

国会も終わり・・・安倍首相が会食した「秘蔵っ子」

官邸に入る安倍首相(12月17日)

臨時国会が終わると、首相は官邸での執務に専念する時間が増えます。日程は、国会会期中に比べると比較的穏やかです。予算委員会の開催日は朝7時ごろに官邸入りしていたのに対し、閉会中は9時前後に入ることが多くなるのです。余裕を持った日程だけに、安倍首相の朝の官邸入りの表情も、国会中よりすっきりして見えます。

そして12月といえば忘年会シーズン。仕事仲間や友人らと会食の機会も多くなる季節です。安倍首相もこの年の瀬に、様々な人たちとの会食を重ねていますが、1つ気になる会食がありました。それは17日に行われた、都内の高級フランス料理店での会食で、相手は自民党総裁特別補佐である稲田朋美元防衛相と、JXTGホールディングスの渡文明名誉顧問の2人でした。

安倍首相の、政治家や民間人との会食は、大人数で行われることが比較的多く、3人での会食というのは、やや珍しいと言えるでしょう。

実はこの3人は、第2次安倍政権発足直後に設置された「行政改革推進会議」のメンバーであり、安倍首相が議長、稲田氏が行革担当大臣、渡氏が民間有識者として参加していました。そして渡氏は安倍首相とゴルフを共にする仲で、稲田氏は安倍首相の「秘蔵っ子」と言われる政治家で、2年前にも同じ店、同じメンバーで会食していました。

話に花が咲いたのか、午後7時ごろに店内に入った安倍首相が出てきたのは、3時間後の午後10時でした。どんな話をしていたのか、安倍首相に続いて店から出てきた稲田氏を直撃しましたが、「皆さんにお話することはありませんと」足早に車に乗り込んでしまいました。

それでも、稲田氏が自衛隊の日報問題で防衛相を辞任してからおよそ1年半、安倍首相が稲田氏に引き続き期待していることを物語る会食でした。

稲田朋美 元防衛相

写真見ながら今年1年を振り返り・・・

12月22日、安倍首相は毎年恒例となっている都内デパートでの報道写真展を訪れ、今年1年を振り返りました。

この日、いつもと異なりブルーのジャケットにノーネクタイというカジュアルな服装で現れた安倍首相は、展示された様々な報道写真をじっくりと鑑賞。自身が写っている、4月にアメリカでトランプ大統領と会食した際の写真と、9月の自民党総裁選で3選を果たした際の写真にサインするなど、終始リラックスした様子でした。

「2018年報道写真展」を訪れた安倍首相(12月22日)

さらには、こんな場面も。一眼レフカメラを手にした安倍首相は、集まった総理番をはじめとする記者団をパシャリ!いつもは撮影される側の安倍首相が“逆撮影”を行いました。

カメラを手にした安倍首相(12月22日)

鑑賞を終えた安倍首相は、歴史的な米朝首脳会談や、頻繁に行った日露首脳会談などを振り返り「今年は大きな転機となる一年だったのではないかと思いますし、いまあそこでサインをさせていただきましたが、総裁選挙では自民党総裁として新たな三年の任期を得ることができました。来年はこの転機を、世界にとっても日本にとっても良い方向に進めていく転機としていきたい」と2019年への意欲を語りました。

記者団に答える安倍首相(12月22日)

(フジテレビ政治部 総理番記者 梅田雄一郎)