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【副業儲かってますか?】赤ちゃんと一緒に「楽しく英語で学ぶヨガ」講座

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  • 英語で学ぶヨガ「ないなら、私が作ろう!」
  • 子育ての心身疲労を解消した「ヨガ」を多くのママに伝えたい 
  • 「副業と子育てを通して自分の世界が広がる」

“ヨガインストラクター”の副業開始後に出産

「ヨガと英語で人生を3倍楽しくする!」
趣味を極め、特技を活かした副業に、子育てをしながらチャレンジする女性の言葉だ。

京都市在住の橋本亜賀紗さん(32)は、企業のグローバル人材育成に携わる研修会社に勤務する傍ら、2016年から英語でヨガを教える副業を始めた。
講座の運営には、Webデザインや料理、語学など、あらゆるジャンルでの知識・スキルを持つ人と、教わりたい人とをつなぐサービス「ストアカ」を利用。

今年1月に娘を出産した橋本さんは、現在育休中だが、「英語とヨガ初心者の大人向け」と「ベビー&ママ向け」の2つのコースを展開している。

貸しスタジオか自宅で行う講座の定員は4~10人で、大人向けとベビー&ママ向けのそれぞれを月に1~2回、1時間30分ほどレッスンを開催し、副業の平均月収は1万5000円ほど。

産休前の本業の勤務スケジュールは、7時~18時30分(月~金)で、日曜日の午前中に副業をしていたということだが、育児となると時間がきっちり決まっているわけではないので、両立は別の大変さがあるだろう。

まずは気になる「英語で学ぶヨガ」とはどのようなものなのか? 橋本さんに聞いた。

「ないなら、私が作ろう!」

生徒と一緒にバランポーズ

ーー副業を始めたきっかけは?

立ち仕事の多い前職で、肩こりや腰痛に悩まされていた2009年にヨガと出会いました。
同僚に勧められたホットヨガで汗を流すと症状が改善されて、気が付くとヨガにはまっていました。
そして、「こんなに体の不調が取れて気持ちもスッキリするヨガについてもっと勉強したい」と思い、働きながら「全米ヨガアライアンス200時間」という資格を取得しました。
(世界80か国以上で通用する認定資格で、ヨガの基本となるポーズ、呼吸法、瞑想、哲学、解剖学を学ぶ)

資格を取ったなら、人に教えたいと思いました。しかし、ヨガインストラクターは世の中にたくさんいます。
その中で、どうすればお客様に選んでもらえるか?と考えた時、自分の強みは英語だなと。
私自身、日本に居ながら海外に行ったような気持ちを味わうことが出来る「英語でヨガ」のレッスンを受けてみたいなと思っていました。
結婚を機に東京から京都に戻り、そういうレッスンをしているインストラクターを探すと、近くにいなかったので「ないなら、私が作ろう!」と思って、英語とヨガの初心者が、継続的に英語に触れてヨガの練習もできる一石二鳥のクラスを開講しました。


ーー英語スキルはどのように身に付けた?

高校時代に国際英語学科のクラスに所属していて、外国人講師による英語の授業や交換留学生と交流がありました。
仲良くなった南アフリカからの留学生と毎日一緒に登校して、つたない英語でいろいろな話をしました。
その出会いをきっかけに、カリフォルニア州の短期大学に留学し、その後ハワイ大学に編入しました。
初めの1年は、何を言われているのか分からず、自分の言いたいことも全く伝わらない、苦労の日々でしたが、ホストマザーの一言が、私の考え方を変えました。
「あなたの英語には別に誰も期待してないのよ。だから失敗したっていいじゃない。だってあなたは日本人だし、ネイティブみたいに話せるようには一生ならないわ」
英語の上達に欠かせないのは、勉強としてではなく、自然な環境で楽しく身に付けることです。これは、講座のコンセプトにもつながっています。

ベビー&ママ講座の様子

ーー「ベビー&ママ向け」講座を開設したのはなぜ?

初めての育児は大変で、毎日娘のぐずりも止まりませんでした。
心も体も疲れ果て、不安や自己嫌悪に陥っていたある日、息抜きに何気なく一緒にヨガをやってみたら、娘がゲラゲラ笑って喜んだのです。
娘が笑うと私もうれしくて、それが心の余裕となりました。それからは、ぐずったらヨガを一緒にするようになりました。
そして、骨盤が開いて腹筋が落ち、股関節を痛めて自転車に乗れなくなったのも、ヨガを再開して治りました。
ヨガはいつも「私の本来あるべき姿」をとり戻させてくれます。
そんな時、ふと「私と同じように、赤ちゃんのお世話で心も体もボロボロになっているママはどれだけいるのだろう?」と思いました。
そして、もっとベビー&ママヨガを勉強して、育児疲れからママ達を少しの間でも解放し、リフレッシュする時間を提供できないだろうか、という考えに至りました。
なぜか使命感のように感じて、「私がやらなきゃ誰がやる!」とまで思いました(笑)
それからは、赤ちゃんの成長やママの産後の体と心の変化、一緒に出来るポーズについて学び、JAHA(一般社団法人日本ハッピーライフ協会)認定の資格を取得して、「英語でベビー&ママヨガ」のプログラムを作成しました。

講座はヨガ6割 英語4割

橋本さんが教える「英語でベビー&ママヨガ」講座のメインは、ヨガで心身をリフレッシュすることだが、ヨガ6割、英語4割の内容になっている。
呼吸法・瞑想のウォーミングアップからはじまり、レッスンは次の3つのパートで構成される。

(1)ベビーマッサージと歌

仰向けに寝た赤ちゃんと向かい合って座り、両手をお腹に添えてさする「お胸のマッサージ」は、免疫力を高めるほか、リラックス効果で夜泣きの軽減にも効果的。
「マーチングのポーズ」では腸の動きを刺激して便秘を改善したり、「かかとキックのポーズ」で膝の筋肉をつけてハイハイの練習もする。
歌は、「Head, shoulders knees and toes(あたま・かた・ひざ・つまさき)」「The Grand Old Duke of York(勇ましいヨークの将軍)」など、アメリカやイギリスで実際に幼児によく歌われているものを選んでいる。
登場する単語の違い(SheとSeeとSeaなど)を親子で学び、赤ちゃんは勉強としてではなく「楽しい歌」として英語を認識し、成長しても英語を好きでいられる。

(2)英語でヨガフレーズ&子育て

「簡単なフレーズを口に出して話して、聞き取れる耳を作る」ことを目標に、ヨガで体を動かしながら英語でその動作や体の部位を学ぶことで、英語が苦手な人でも自然に覚えることができる。
例:「Close your eyes and let's find the deep breath(目を閉じて大きく呼吸する)」
さらに、子育てに活用できる英語フレーズも取り入れ、毎回テーマに沿ったフレーズをまとめた教材を自作している。
寝かしつけ編では、「Time to go beddy-bye(ねんねの時間だよ)」「Nap time(お昼寝の時間だよ)」「Big yawning(大きなあくびだね)」などを紹介。

(3)ママのみで行うポーズ&ベビーと一緒に仰向けのポーズでクールダウン

足を前後に大きく開いて赤ちゃん持ち上げ、体幹を鍛える「ベビーウォーリアーのポーズ」、赤ちゃんとアイコンタクトをしながら腹筋を鍛える「飛行機のポーズ」など、産後のママに効果的なポーズを実践。

左:胸のマッサージ  右:ベビーウォーリアーのポーズ

参加者は20代後半~40代前半のママたち。多くは育休中で、職種はさまざまだという。
「産後ダイエット」(産後に開いた骨盤、ポッコリお腹、腰痛、肩こり等の改善)をして体を整えたい、赤ちゃんと一緒に出掛けてリフレッシュしたい、赤ちゃんの時期から英語を学ばせたい、ママ友がほしい…といった要望に応える講座内容が人気の理由だ。

副業と子育てを通して、自分の世界が広がるのはうれしい

しかし、子育ては体力的にも精神的にも大きな負担がかかるものではないだろうか。
それでも橋本さんは、入念な準備と充実したレッスンを行い、アンケートで得た参加者の声を次回に活かすために、徹底したスケジュール管理を行っている。
それには、本業での経験が役立っているという。


ーー円滑な副業運営の秘訣は?

本業である研修会社では、コーディネーターとして企業と講師、受講者の間に入り、プログラムを考えたり、スケジュールを調整したり、受講者の英語力強化のサポートをしています。
もちろん人材育成のセミナーとヨガレッスンは違いますが、講座を開講する「基本のやり方」を知っていることは、大きな強みだと思います。
お客様や生徒さんを温かくお迎えし、気持ちよく帰っていただき、次につなげる。そのための綿密な準備や、きめ細やかな心遣いの重要さも本業で得た経験です。
反省点を洗い出してしっかりと準備した分、計画的・戦略的に実行すると、良い結果が自分に返ってきますから。

それから、私は自己効力感(「自分ならできる」という自己に対する信頼感や有能感)が高い方だと思っています。
やりたいことや叶えたいこと、そして、それを行っている自分をいつも想像して、ニヤニヤワクワクすることが得意です(笑)

ーー育児との両立で大変なことは?

やはり、休日や娘が寝た後などのスキマ時間を使って、講座の準備をすることでしょうか。
たしかに体力的にも時間的にも大変ですが、自分が好きなことをやっているので、今まで一度も苦だと思ったことはありません。

苦しいことよりも、楽しいと思えることの方が多いという橋本さん。
「このポーズはキツいけど体に効くから、みんなでやってみようかな?生徒さんたち喜んでくれるかな?」と毎回のレッスン内容を考えるとワクワクが止まらず、とても楽しいのだという。

また、最近は講座に参加したママたちとプライベートでも親交を深め、ママ友が増えたそうだ。
「副業と子育てを通して新たな出会いがあり、自分の世界や価値観が広がっていくこともうれしいです」と話す。

そして10月からは、今の生活に本業も加わるそうで、在宅での勤務を週2回ほど数時間行い、来年4月に本復帰の予定だという。
ますます忙しくなる橋本さんだが、今後の活動については、レッスン数を増やすとともに、やってみたいことがたくさんあるという。
まずは、ママをハッピーにしたいという同じ考えを持つ人とのコラボレッスン。
そして、「英語でベビーヨガ&ママヨガ」のオリジナルテキストを作成し、日本全国どこにいても受講できるオンライン講座を開催すること。
自身が産後に感じた孤独感や不安、自己嫌悪感、そして体の痛みから、より多くのママたちを救えるのではないかと考えている。

「楽しく笑顔で毎日進んでいきたいと思います!」と話す橋本さんは、夢に向かって目の前のことに誠実に取り組むパワフルなママだった。

娘と飛行機のポーズ






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