寝具の西川リビングが「お昼寝タイム」を導入…寝過ごしてないか午後イチ電話してみた

カテゴリ:国内

  • 担当者「画像のオフィスは本物です」
  • 前半後半に分かれて15分間ずつお昼寝
  • 「お昼寝タイム」が午後のパフォーマンスを上げる

創業452年の寝具メーカー「西川リビング」がこんなオフィスの画像を公開している。

社員らしきみなさんが机に突っ伏して寝ているが、もちろん寝具メーカーだからといって夢の中で働くというわけではない。
実は西川リビングは6月13日から「働き方改革」の一環として、全社で「お昼寝タイム」を導入したというのだ。

「この取組みから、全社員のパフォーマンスを上げて、今後もよりよい製品開発に取り組んでいくとともに、お昼寝の重要性を発信していけるよう努めてまいります。」

公表したリリースにはこんな熱い意気込みが書かれているが、全社で取り組む「お昼寝タイム」とはどんなものなのか?そして昼寝をする効果は?
前半の「お昼寝タイム」が終了した午後1時に、担当者に電話で聞いてみた。

お昼寝で仕事効率がアップする

――お昼寝は重要なのか?

日本人の睡眠時間は海外平均と比べてかなり短いことが分かっています。
お昼寝は、そんな睡眠が足りていない人に大きな役割を果たしてくれます。約15分間お昼寝すると、頭がスッキリとし、集中力が増して、午後からの仕事の効率や生産性向上につながることが考えられています。
さらに疲労改善などの効果も期待できます。

2014年の経済協力機構(OECD)の発表によると、日本人の睡眠時間は平均7時間43分。これは調査した26か国中2番目の短さで、全体の平均より約30分少ない。

一方、2017年の公益財団法人日本生産性本部の発表では、日本の時間当たりの労働生産性は先進7か国中最下位。
近年ではOECD加盟国との国際比較から、労働時間が10%減少すると1時間あたりの労働生産性が25%高まることが分かった。 
(西川リビングのリリースより)

 

交代で15分間ずつお昼寝

――公開した画像は本当に使っているオフィスなのか?

はい。お電話を受けているこの部署で写真を撮りました。

――どういう流れでお昼寝するのか

社員は前半と後半に分かれて、それぞれ45分の昼休憩のあと、デスクに戻って15分間お昼寝します。
ちなみに、午後1時30分から後半組がお昼寝に入る時間です。

――照明や電話はどうしているのか?

照明はついたままです。
電話も鳴るので、休憩・昼寝中ではない者がとります。


――効果的なお昼寝をするコツはあるのか?

西川リビングでは「15分間」のお昼寝を推奨しています。
それ以上寝てしまうと夜の主睡眠に影響してしまうことがあります。
あと、お昼寝の前にコーヒーや紅茶などカフェインを摂ると、ちょうど起きる頃に覚醒効果が出始めるので、すっきりした状態で午後の仕事に取り組めます。

――ぐっすり眠って、時間になっても起きない人はいないのか?

おのおのタイマーなどを使っていますので大丈夫ですよ。

お昼寝タイムの狙いと効果は?

――お昼寝タイムはどうやって導入が決まったのか?

社内のプロジェクトから、「寝具を扱う会社としてお昼寝の効果を発信していきたい」という声が挙がりました。
また今は、働き方改革や福利厚生の充実が世間から注目されているので、お昼寝によって午後の仕事のパフォーマンスを上げ、残業につながらないようにするなどの工夫をしていきたいという狙いもあります。


――お昼寝の効果はあるのか?

開始から日が浅いので、感想などのアンケートをとるのはこれからになります。
ただ、わたくしの個人的な感想を言わせてもらえれば、お昼寝するとすっきりしますし、午後の効率も上がっているのではないかと思っています。

――オフィス画像の人が使っている、変わった形のクッションはなに?

あれは、7月下旬から発売予定の自社製品のお昼寝ピロー「konemuri(こねむり)」です。
詳しい情報は近々発表していきたいと思っています。

西川リビングでは、自社製品を使って「お昼寝タイム」を実施しているという。

確かにこの時期、他の会社でも、サッカーのW杯を見て寝不足のまま出社して「お昼寝タイムがあれば助かる」という人も多いだろう。まぶたが閉じないよう必死に頑張るより、思い切ってみんなで昼寝をしたほうが効率はあがるかもしれない。