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姿勢良くキリッとした表情で…沢尻エリカ被告初公判 薬物の常習性はあるのか?

カテゴリ:国内

  • 合法薬物MDMAなどを所持していた罪に問われている沢尻エリカ被告の初公判
  • 裁判で注目されるのは「薬物の常習性」
  • 情状証人として証言台に立った沢尻被告の主治医は何を話すのか?

職業は「無職」とはっきり…沢尻被告初公判

1月31日、合成麻薬MDMAなどを所持していた麻薬取締法違反の罪に問われている女優・沢尻エリカ被告(33)の初公判が東京地裁で行われた。

沢尻被告は起訴内容を「間違いありません」と認め、検察側は懲役1年6カ月を求刑し、弁護側は執行猶予の付いた判決を求めて結審した。

31日の「直撃LIVEグッディ!」は公判の様子を中継で伝えた。

オコナー記者:
先ほど裁判は時間通り15時から始まりました。沢尻被告は14時59分ごろ入廷しました。その際傍聴席を一瞥しました。沢尻被告の服装は上下黒のパンツスーツ、黒のパンプス、白色のシャツを着ていて、髪は黒く、後ろでひとつにまとめていました。表情は終始、無表情という様子で入ってきました。15時から裁判が始まりまして、人定質問が始まりました。その際、沢尻被告の名前や生年月日が尋ねられ、それぞれはっきりとした口調で「沢尻エリカと申します」「1986年4月8日生まれです」と答えました。最後に職業は何ですかと聞かれましたが、その際に沢尻被告は「無職です」とはっきり答えました。そのあと起訴状が検察官によって読み上げられました。その際、沢尻被告は検察官の方を見ていて、時折うなずくような仕草も確認することができました。

広瀬修一フィールドキャスター:
法廷内で描かれたイラストがこちらに届きました。黒いスーツに白ブラウス姿で、ボタンは上まで全て留めていました。キリッとした表情です。入廷したあと、傍聴席に目をやる人もいるんですが、沢尻被告に関してはそんな様子もなく、無駄な動きも全くなく背筋を伸ばし、ゆっくりと落ち着いた様子で入廷しました。その後、罪状認否や人定質問に関する内容は、非常にはっきり丁寧に、落ち着いた状況で答えています。

広瀬修一フィールドキャスター:
検察側からは冒頭陳述、そして証拠品の提出がありました。検察側からは小さな透明な袋に入れられたMDMAやLSDが示されました。それを証言台の脇で沢尻被告がのぞき込み、「これはあなたの家で発見されたものですか」という質問に「はい」と答えました。沢尻被告は丁寧に素早く答えていたんですが「これはあなたのものですか」という質問には、一拍間があってから「はい」と答えました。また、これまでMDMAは知人男性からもらったと報じられてきましたが、先ほど検察側の証拠調べで「LSDに関しては知人女性からもらった」という話が出てきています。今まで報じられている知人男性とは別の入手先があるのではないかと思われます。

安藤優子:
別の記者から「証拠調べで、冷蔵庫の中にも薬が入っていたという話もあった」とありましたが、広瀬さんはこの冷蔵庫に入っていたものが何か聞いていますか?

広瀬修一フィールドキャスター:
冷蔵庫に入っていた物は液体のLSDというふうに話を聞いています。MDMAとLSDに関しては、お守り袋の中や、アクセサリーケースというものが有るんですが、冷蔵庫の中に入っていた物の中には液体LSD(が入っていたという)だという話でした。

安藤優子:
「これはあなたのものですか」と聞かれた沢尻被告が一拍置いて「はい」と認めたということなんですが、逡巡するような様子だったんでしょうか。

広瀬修一フィールドキャスター:
そうですね。ためらいなのかな、と思いました。ただその他のやりとりは非常にスムーズで、沢尻被告の行動を見ていると「覚悟が決まっているな」「本当に女優だな」という印象でした。はっきり丁寧に答え、名前を言う時も語尾までしっかりくっきりしゃべる。一言一言が非常に聞き取りやすい言葉でした。姿勢もよく、そういった雰囲気、オーラというものは出ていると感じました。

安藤優子:
「あなたのものですか」ということに対して、一瞬のためらいはあったけれど「はい」とはっきりと答えた。これは所持については認めたということでよろしいでしょうか。

髙橋麻理弁護士(法律事務所オーセンス・弁護士):
そうですね。私自身も検察官だった時に同じ質問を被告人にした時、たしかに間が空いて、一瞬ためらう方ってわりあい多かったように思います。その背景として、おそらくなんですが、すでに押収手続きの時に自分の手を離れたもので、今なお自分のものとして考えてるわけじゃないという気持ちがあって、私のものと答えるかどうか、微妙な表現だなっていう考えもあるように思います。

沢尻被告「全てが害だった」 今後の治療計画も

知野記者:
情状証人という沢尻被告の主治医が証言台に立ちまして、質問が始まっています。主治医は、沢尻被告の入院先の精神科医であり、薬物治療を専門に行っている方だということです。これまでに沢尻被告の脳の検査、具体的にはMRIを取って検査をしたと発言しました。この意味合いですが、この裁判の焦点の一つは沢尻被告の「薬物の常習性」です。こういった科学的な検査を通じて、その常習性について否定するんではないかと思います。

知野記者:
それから沢尻被告の様子ですが、まっすぐ正面を見つめているんですが、上下黒のスーツを着ています。これまでも著名人が法廷に立っているのを見てきましたが、ほとんどが上下黒のスーツを着ていて、髪を黒に染めてくる。これは反省しているという態度を示し、これも情状を求めるものの一環だと思います。私の目から、沢尻被告は直前の映像と比べると少しやせたんじゃないかと感じました。今回は初犯で、実刑はあまり考えられません。執行猶予の期間を、情状を求めていかに短くしていくか、それが弁護側の戦略としてあると思います。

風巻記者:
尋問に対し主治医は、心理検査や性格検査、身体検査、神経心理学による記憶の検査がされたと答えました。また、依存性があるかという医学的な所見について「MDMAに対してはあまり認められない」「大麻に関しては少しある」と答えていました。MDMAは「クラブでさわぐ時、月に数回の使用」、大麻は「仕事に入っている時は使っていない」ということですが、「休みになった時など、今日はいいかなと思って量が増えてしまうことがある」ということでした。

石原記者:
主治医から「依存症や違法薬物はどんな害があるかというのは、沢尻被告は十分に理解できている」という内容の説明がありました。また、「これからやめ続けることが大事だと分かっているし、やめ続けるのは簡単ではないことは沢尻被告本人も分かっている」との説明もありました。沢尻被告はその際、まっすぐ前を見て、姿勢を正しながら聞いているような様子が見て取れました。今後の治療計画については月に一度病院に来院したりなど、これからも治療を続けていくということです。

安藤優子:
担当の主治医から「月に数回MDMAをやっている」「大麻は休みに入るとやっている」と説明があったそうですが、この量について髙橋さんはどうご覧になりますか?

髙橋弁護士:
裁判官が、判決で「常習性がある」と十分に認められる回数だと思います。

安藤優子:
情状証人に立った主治医からは、沢尻被告自身は薬物について勉強し、どれだけ恐ろしいものか学んだ。また、薬物をやめることは簡単なことではないと理解しているということが話されました。この主治医の話が、今後の判決にどのような影響を与えていくことになるんでしょうか。


その後、沢尻被告は被告人質問で「自分の中ではコントロールできる、止められると思っていましたが、大きな間違いでした」「偽りの友情にとらわれ、抜け出すことができませんでした」「彼らと過ごした非生産的な日常からは何も生まれず、全てが幻でした。結果、全てが害でした」と話した。

また、女優業については「女優復帰については考えていません」とはっきり述べ、その理由について「影響力のある立場の人間として、あまりに身勝手な行為で、多くの方を裏切り傷つけてしまい、復帰を語れる資格はないと思います」と話したという。

裁判の最後には「しっかりと罪の重さを自覚して、更生していくことが自分のできる唯一の償いだと思っています。必ず立ち直っていきたいと思います。全ては自分の甘さが招いた結果です。後悔してもしきれない気持ちでいっぱいです」と、ゆっくりと反省の言葉を述べた。

(「直撃LIVE グッディ!」1月31日放送分より)