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インフルエンザが早くも41の都道府県で流行期入り 今シーズンはなぜ早い!?

カテゴリ:国内

  • 札幌保健所によると患者の報告数は昨シーズンの37.5倍
  • 流行が早い理由として考えられるのは海外からのウイルス持ち込み
  • ワクチンの抗体は約4~5カ月間維持される

早くもインフルエンザが流行

早くも全国的に流行期を迎えているインフルエンザ。札幌市保健所によると患者の報告数は2018年の37.5倍にもなっているという。今シーズンのインフルエンザについて医師は…

有明こどもクリニック・小暮裕之理事長:
常にインフルエンザウイルスは地球上で移動するような傾向が出てきています。

1つの医療機関当たりインフルエンザの患者報告数が1人を超えたことを指す流行期入りだが、厚生労働省の最新データによると11月17日の時点で全国31の都道県が流行期入りしていた。
さらに11月27日にめざましテレビのスタッフが独自に全国の都道府県庁に調査したところさらに増え41の都道府県が流行期入りしていた。

東京では11月に再び流行期入りしたインフルエンザ。都内の医療機関では待合室は親子連れで混雑していた。
問診の後、インフルエンザの検査を受けた1歳の女の子をもつ保護者に話を聞くと…

保護者:
インフルエンザA型でした。ウイルスがどこから来たのかわからないのがちょっと怖いですね。

統計開始以来2番目に流行期入りが早かった今シーズン。こんな理由も考えられると医師は指摘する。

有明こどもクリニック・小暮裕之理事長:
日本に入ってくる外国人による南北の移動も増えていることが原因ではないかと思います。

9月に開幕したラグビーワールドカップで世界中から約40万人の外国人が来日し、海外から早い時期にウイルスが持ち込まれた可能性もあるという。

今シーズンのインフルエンザの特徴

今シーズンのインフルエンザの特徴について医師は…

有明こどもクリニック小暮裕之理事長:
インフルエンザのA型の中にH1N1というタイプとH3N2型(香港型)という2種類あります。そのうちのH1N1を主流として流行している。

インフルエンザはA型・B型・C型に分類され、A型は高熱や全身に痛みや震えが出るのが特徴だが、それに加えH1N1型・H3N2型(香港型)は咳が多く出るため呼吸器系のトラブルを抱える人は重症化する恐れがあるという。

ゾフルーザ投与で耐性ウイルスが検出

インフルエンザの治療薬として注目されているのが2018年3月に発売され錠剤を1回飲むだけで効果が期待されるという「ゾフルーザ」

そんなゾフルーザについて東京大学の研究チームはこんな発表をした。
A型インフルエンザに感染しゾフルーザを投与された15歳以下の患者27人を調べたところ3割にあたる8人から薬が効きづらい耐性ウイルスが検出されたという。ゾフルーザの耐性ウイルスによる症状について医師は…

有明こどもクリニック小暮裕之理事長:
耐性ウイルスだから特別何か変わった症状が出ることはなく重症度も特に変わらないです。

ゾフルーザを販売するシオノギ製薬は、めざましテレビの取材に対して「ゾフルーザがフルシーズンで使われたのは1年のみで臨床データがまだ十分ではありません。インフルエンザウイルスは毎年流行する方も異なるため弊社は経年的に調査を行い学会や医療機関に情報提供をしてまいります」と回答している。

記録的な速さで流行期入りした今シーズンのインフルエンザ。注意すべき点について別の医師は…

池袋大谷クリニック・大谷義夫院長:
3月まで例年通り流行が続いたとした場合には2020年はインフルエンザに1回か2回または3回かかってしまう方もいるかもしれない。

また池袋大谷クリニックの大谷院長によるとワクチンは4カ月から5カ月は抗体が維持されるので今インフルエンザの予防接種を打っておけば今シーズンの流行期はほぼカバーできるということだ。

(「めざましテレビ」11月29日放送分より)