災害時インフラ最新情報

“ふるさと納税返礼品”で大人気!地元中学生が作った「絶品のラー油」【長野発】

カテゴリ:国内

  • 中学生が地域おこしで始めたラー油作り
  • 折しも地元は「ふるさと納税」返礼品を模索
  • 返礼品に採用されると人気に!

自然豊かな長野県伊那市長谷(はせ)地区。
地区で唯一の中学校をのぞくと…

男子中学生;
すごく喉が痛い。

何かの実験?いえいえ、生徒たちが取り組んでいるのは地元の唐辛子を使った「ラー油」作り
唐辛子の粉末が、のどを刺激したのだ。

伊那市のふるさと納税の返礼品の1つが、この中学生が作るラー油「長谷(はせ)の太陽」。
辛さの違う3本をセットにしている。(5000円以上の寄付で1セット)

過疎と高齢化が進む長谷地区では、イノシシやサルなどの野生鳥獣の被害が深刻。
そこで中学生が目をつけたのが、野生鳥獣が食べないとされる地域の伝統野菜「八房(やつふさ)とうがらし」。

「自分たちにもできる地域おこしを」と、生徒たちは「八房とうがらし」の栽培をはじめ、2017年からは付加価値をつけるため、ラー油作りも始めた。
それが2018年12月に返礼品に採用されたのだ。

女子中学生;
地元のものを使っているのが一番の特徴で、材料もほとんど全て長谷のもので作っているので。

自分たちで育てたネギやニンニクを、オリーブオイルに入れて煮立たせ・・・

女子中学生;
気をつけて、だいちゃん!

これとトウガラシを混ぜれば出来上がり。

混ぜると、きれいな赤色に。
出来立てをみんなで味見…

男子中学生;
辛っ!

教員;
あ、辛い!大成功だね。辛っ!

もともと伊那市は、返礼品に海外メーカーの掃除機などの電化製品を揃え、2016年度には全国2位の72億円を集めた。
しかし…

高市早苗総務相(当時);
伊那市の対応は趣旨にそぐわない。

2017年、総務大臣から名指しで批判され、家電の取り扱いをやめた。
その後は「結果にコミットする」でおなじみのジムのトレーニングを加えるなど、模索を続けてきた。
今も「地場産品以外は認めない」という国の方針のもと、知恵を絞っている。

伊那市 白鳥孝市長;
一つのルールの中で動いていくので、あとはアイデアしだい。
(ふるさと納税で)出て行く分と入っていく分を逆転させてはまずいので。寄付が集まる形をしっかりとりたい。

そうした中、採用された「長谷の太陽」は人気の返礼品となり、この1年で4500本以上を作ったという。
地元の女性たちも中学生のお手伝いをしてる。

地元の女性;
子どもさんたちと交流できて、本当に楽しくてうれしくて。かえって若さをいただいている。

女子中学生;
(ふるさと納税で)多くの人が「長谷の太陽」のことを知って、長谷のことを知って来てくれたらいい。

男性中学生;
一生懸命つくったので、味わって食べて欲しい。

「長谷の太陽」は自分たちの学校給食にも。
この日は「みそ汁」の隠し味として入れていた。

女子生徒;
とてもおいしいし、温まる。

男子生徒;
畑作業含めて、自分で作った材料で作ってもらったものはやっぱりおいしい。

「町おこしのために」と、中学生が作る絶品ラー油。
みなさんも一度味わってみてはいかがだろう?

中学2年生全員;
僕たちが作った「長谷の太陽」、食べてねー!

(長野放送)