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小6女児を誘い出した手口明らかに SNSで「家出」「死にたい」の書き込みは危険!

カテゴリ:国内

  • 誘拐犯が小6女児と接触した手口が明らかに
  • #「家出」「死にたい」はターゲットにされる可能性が高い
  • SNS側の規制、大人のネットリテラシーが必要

偽名でダイレクトメッセージを…

小学6年の女の子が大阪市から連れ去られ、栃木県小山市内で保護された事件。
捜査関係者によると、取り調べに対して伊藤仁士容疑者は一貫して容疑を否認しているという。

さらに、これまでの調べで女の子を誘い出した手口も明らかになった。
伊藤容疑者は11月10日ごろ「こんにちは」などと女の子のツイッターにメッセージを送信した。
メッセージを送る時に使っていたのは、ダイレクトメッセージと呼ばれる第三者が見ることができない機能だった。

さらに本名を名乗ることはなく、「せつじろう」という偽名でやりとりをしていたことも分かった。
そして伊藤容疑者はSNSのダイレクトメッセージで「半年前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい。うちに来ない?」というメッセージで女の子を誘い出し、自ら大阪市まで迎えに行ったとみられている。

「家出」「死にたい」は要注意

今回の誘拐事件について、SNS上の犯罪などから子どもたちを守る活動をする団体は…

NPO法人e-Lunch松田直子理事長:
子供を狙ってる悪い大人にとっては、ハッシュタグで検索して「家出」や「死にたい」という書き込みをする子というのは接触しやすいのかなというふうに思います。

番組で実際にSNSでハッシュタグ「家出」のキーワードで検索すると、「親とケンカした」や「行くあてがありません」などの書き込みが午後の1時間で27件あった。

このようなツイートに対して、「場所はどこですか」「 相談に乗りますよ」「迎えに行きます」という不特定多数の人物が発する誘いの返信メッセージが9件ほど確認できた。

こうしたSNSでのやりとりについて専門家は…

NPO法人e-Lunch松田直子理事長:
SNS上で何回かやりとりして、自分の気持ちをわかってくれそうだというふうに思い込んでしまうと、知らない人に会いに行ったりとか、そういう錯覚を起こしてしまう。そういうところが、ネットの怖さかなというふうに思います。

未成年者誘拐と監禁の疑いが持たれている伊藤容疑者は、女の子には行き先について「東京あたり」としか教えず、会ってからも本名について伝えていなかった疑いもあるとみられている。
伊藤容疑者は今回の事件について「誘拐しようとしたわけではない。助けてあげた。正しいことをした。」と話している。

教師や親はSNS利用率が低く、指導難しい…

加藤綾子キャスター:
小学生が見知らぬ大人と簡単に接触できてしまうという、この現状についてどうご覧になりますか。

マーケティングアナリスト 原田曜平氏:
今、だいたい12歳でスマホ所有率が3割ぐらいなんですよ。また、すべてのSNSが利用率と視聴時間ともに女性のほうが多いんです。
若い女性が危険に遭う可能性が高くなっているんです。
一方で、大人たちはSNSの利用率が低かったりするので、先生にしても親にしても意外に指導できない。SNSについて分からない。
なので、教育として考えていかなきゃいけないなと思いますね。

加藤綾子キャスター:
SNS上でのやりとりも共感するような優しい言葉を言うので、やはり小学生の女の子が信じてしまって、心を開いてしまいますよね。
すごく危ないところだなと思うんです。

マーケティングアナリスト 原田曜平氏:
SNS側も規制していかないといけないですね。特にダイレクトメッセージでの本人とのやりとりは、外から見えないですからね。

加藤綾子キャスター:
大人もネットリテラシーを上げていかないと、本当に危険な状況になりますよね。

(「Live News it!」11月26日放送分より)