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自宅で簡単プロの味!栄養・食感を引き出す「低温調理家電」の実力

カテゴリ:暮らし

  • じっくりと加熱し旨味を引き出す低温調理家電が話題
  • 棒型・鍋型・オーブン型を展開 愛用する主婦に聞く絶品トンカツ作り
  • 栄養と食感を保つ低温調理家電 卵料理がおいしくできるとプロも評価

今、家電量販店で続々と新商品が発売されている低温調理家電。低温調理家電とは、温度を低温に保ったままじっくりと加熱することで、おいしい料理が簡単に作れるキッチンアイテムだ。

街の愛用者からは、「ほったらかしでできる。米を炊くのと同じ感覚で、一品簡単にできる」「時間がかかる料理が10分とかでできちゃうので、結構時短です」という声が聞かれた。
また、料理研究家の浜口恭子さんも「(低温調理は)水分量が抜けないということで、やわらかくしっとりしておいしく調理ができる」と評価する。

そんな低温調理家電を使えば、火を通しすぎでパサパサになりがちなローストビーフも、シェフ顔負けの赤身がしっかりと残った本格的な仕上がりに。

また、卵を使えば、光輝く新触感のオムレツやジューシーな揚げ物まで作れてしまう。今回の「ココ調」は、ほったらかしでも大丈夫な低温調理家電の実力を調査する。

低価格商品も登場 売れ筋タイプは?

低温調理家電にはどのような種類があるのか?東京・千代田区の「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」へ向かうと…

横山ルリカ リポーター:
形は似ていても大きさだったり、種類も色々あるんですね!

グループリーダー 柴田成行さん:
元々は4万円~5万円とお値段も高単価だったんですけれども、低価格帯の物が増えてきました。

柴田さんによると、当初より価格が半額程度になり、調理器の種類も増えてきているという。(価格は取材時のもので、変動する場合があります)

低温調理家電は、棒型・鍋型・オーブン型の3種類に分類され、こちらが一般的な棒型タイプ。
低温調理家電のほとんどがこのタイプで、鍋の中に入れて温度と時間を設定するだけで低温調理することができる。

続いての鍋型タイプは、電気圧力鍋に低温調理機能が追加されたもので、特徴は煮物系やスープなどの調理に向いていること。これを使えば、野菜とアサリの旨味をしっかり引き出したクラムチャウダーも簡単に作ることができる。

そして、オーブン型の低温調理家電。多い日で1日に20台以上売れることもあるという今大人気の商品だ。その理由は?

グループリーダー 柴田成行さん:
オーブンレンジの機能と低温調理も全部できるということです。

横山ルリカ リポーター:
(棒型タイプの)器具がなくてもこれひとつで!?

水蒸気のみで熱を通し、正確な温度設定をしやすくなり、低温調理が可能に。

では、これらの低温調理家電を使ってどんな料理ができるのか?週に4回、低温調理家電を使用しているという主婦のお宅を訪ねた。

プロ顔負け!やわらかトンカツの作り方

三田村美樹さん:
外食でしか食べられなかったというのが、家庭でその味を出せてると私は思います。

ココ調取材班:
プロの味に近づけた?

三田村美樹さん:
なってます!確実に

今回、三田村さんが作るのはトンカツ。材料は、豚肉とオリーブオイルのほか、 塩コショウ、卵、小麦粉、パン粉を使用。

まずは、普通の調理方法と同じように包丁で豚肉に切り込みを入れ、塩コショウをなじませる。続いて、豚肉をフリーザーバッグに入れて、オリーブオイルで風味をつける。
ここで低温調理家電の出番!63℃に設定したお湯の中に、フリーザーパックに入れた豚肉を衣をつけずに投入する。

三田村美樹さん:
終わりです。

ココ調取材班:
これで終わりなんですか?

三田村美樹さん:
これだけです!低温調理家電が勝手においしくしてくれる。私は何もしてない。

そして、待つこと1時間。時間経過を知らせるアラームが鳴ったら低温調理家電から取り出し、仕込んだ豚肉にパン粉をつけて油で揚げる。

通常の調理では10分程度しっかりと肉を揚げるところだが、三田村さんが揚げた時間はたったの2分。一度、低温調理していることで熱はしっかりと通っているため、肉が少し赤い状態でも問題ないのだ。

そしてついに、低温調理のトンカツが完成!

家で作ったとは思えないプロ顔負けのクオリティー。そのお味は?

ココ調取材班:
ん~めちゃくちゃ柔らかいです!中は柔らかいのに、外はすごくサクサクしていておいしい。

三田村美樹さん:
油の甘みが引き立つんだと思います。

栄養・食感を科学的に検証

この結果について、料理研究家の浜口恭子さんは、「低温調理すると栄養素が壊れにくくなり、水分量も抜けません」と話す。

ということで、科学的に検証!カロリー、炭水化物、たんぱく質、脂質、水分量の5つを数値で表すことができる「カロリーアンサー」という機械を使い、鮭のマリネを低温調理したものとしていないもので計測した。

数値を見ると、その差は歴然。低温調理している赤いグラフの方が、カロリー、脂質、炭水化物の数値が大きく低下し、たんぱく質と水分量は、低温調理している方が多く残っていることがわかる。

横山ルリカ リポーター:
ダイエットにめちゃめちゃいいですね!

CA営業部 赤間貴文さん:
いいですね。焼きすぎるとカロリーも高くなりますし、油も出てきて脂質も高くなりますし。

さらに、食材の柔らかさも計測。「テクスチャーアナライザーCTX」という計測器では、数値が低いほど食材がやわらかいという結果になるが…

先ほどの鮭のマリネで計測すると、低温調理してないものは約490gであるのに対し、低温調理したものは約375gとなり、低温調理した方がやわらかくなることが判明した。

卵料理の強い味方 ふわとろ食感が可能に

この低温調理家電の波は飲食店にまで広がっている。

2019年9月にオープンした東京・渋谷区にある「エッグスラット」の人気メニュー「スラット」(税別850円)。瓶の中でとろける半熟卵とマッシュポテトが低温調理家電で作られている。

店員 米山侑希さん:
温度にムラがあると卵の火の入り方が違ったりするので、低温調理器で料理することで中の白身が固まってきて、黄身がふわふわの状態にできあがります。

ここで、卵料理の強い味方である低温調理家電を使って、スクランブルエッグを作ってみることに。

まずは、ボウルの中に卵、生クリーム、ハーブソルトを入れてしっかりと溶く。あとはフリーザーバッグに溶いた卵を入れてバターを投入し、低温調理家電に浸すだけ。
30分後には、低温調理家電で作ったホテル風のふわとろスクランブルエッグが完成!

さまざまな食材を簡単にプロの味に変える低温調理家電。あなたも試してみてはいかが?

(「めざましテレビ」『ココ調』11月8日放送分より)

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