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"台風19号級”の雨で山陰の河川は氾濫するのか? そして対策は十分なのか?

カテゴリ:国内

  • 台風19号と同レベルの豪雨で山陰の河川は軒なみ決壊のリスク
  • 決壊すると市内中心部も浸水する地域も
  • 「決壊する前提」での対策が必要

台風19号により、東日本で相次いだ河川の決壊や氾濫。
新幹線が浸水被害にあった長野県。千曲川流域の最大総雨量は411.5mm。

福島県から宮城県を流れる阿武隈川が氾濫し、多くの犠牲者を出した流域では、445.5mmの記録的豪雨に見舞われた。
この雨が山陰で降ったらどうなるのか?
出雲市などを流れる斐伊川(ひいかわ)を管理する国交省に聞いた。

国交省出雲河川事務所 村松 清 所長;
この辺りで堤防が決壊する恐れがあると想定されます。ここから水があふれて、市内に浸水する恐れがあると考えられます。

決壊すると出雲市は、斐川町や大社町も含め大部分が水没。下流の松江市中心部も浸水すると想定されている。
斐伊川では、150年に1度の大雨という、2日間で降水量399mmを想定して河川が整備されている。
東日本で記録した大雨はこれを超えるため、国交省は『決壊を前提』にした避難対策を呼びかけている。

国交省 出雲河川事務所 村松 清所長;
斐伊川放水路を作って治水対策を進めていますけど、それでも洪水が起こることが想定されます。

斐伊川流域では、治水対策の一つとして、増水時に斐伊川から近くの神戸川(かんどがわ)に分流させて日本海に流すための「斐伊川放水路」が6年前に整備されている。
しかし、それを持ってしても河川の決壊は免れないとしている。

藤谷裕介記者(気象予報士):
私たちが立っているこの土手も、場合によっては決壊してしまうんでしょうか?

国交省出雲河川事務所 村松副所長;
決壊することを想定して図を作らせてもらっている。

出雲市大津町のこの地区では、斐伊川が決壊すると最大高さ5.5m浸水すると想定されている。

藤谷 裕介記者;
このあたりは斐伊川が氾濫して堤防が決壊してしまうと、家の二階の屋根のあたりまで浸水してしまうと想定されています。

付近の住民;
知らなかったです。今の整備で大丈夫かなと安易に考えていた。

一方、2018年7月の西日本豪雨で、氾濫寸前まで増水した鳥取市の千代川(せんだいがわ)も…

鳥取河川国道事務所 浜田健一 副所長;
関東・東北のような大雨が降った場合には、千代川もどこかで 越水する。

千代川は、斐伊川より少ない325mmを超えると、決壊は起こりうると言う。
また、江津市などを流れる江の川(ごうのかわ)は323mm、米子市などを流れる日野川(ひのがわ)は246mmで決壊の恐れがある。
つまり、山陰のどの河川でも、台風19号レベルの雨で軒並み氾濫や決壊の恐れがあるということになる。

こうした中、国は新しいサービスを9月から始めた。

国交省 出雲河川事務所 村松 清所長;
斐伊川の200mピッチで川の水位がどれだけ上昇しているか、色分けして見られる。

国交省のHPでは、氾濫の危険性を右岸と左岸と分けて、細かく表示している。

地球温暖化によって、想像を超える巨大台風の襲来が現実となった今、『河川は決壊する』という前提に立った対策が必要となっている。

(山陰中央テレビ)

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