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「危険を感じたら窓を開けておくこと」 記録的豪雨による「車中死」から命を守る方法は?

カテゴリ:国内

  • 台風21号の影響による雨で10人が死亡、うち半数の5人が“車中死”
  • もし、車を運転中に水没してしまったら… 車から脱出する方法は?
  • 道路冠水10cmを越えたら車は出さない、万が一のことを考え窓を開けておくことが大切

わずか2時間で…防カメ映像が伝える浸水の様子

台風21号や低気圧の影響により、これまでに千葉県と福島県で10人が死亡、2人が行方不明となっている記録的豪雨。

千葉県・長柄町では浸水した「こども園」に息子を迎えに行った54歳の男性が車ごと流されて死亡。
消防が車を発見し救助を試みたが、流れが速く近づけなかったという。

「直撃LIVEグッディ!」は10月25日、175.5mmの雨量を記録し、広範囲にわたって浸水した茂原市内のホテルの駐車場に設置された防犯カメラの映像を入手。そこには、短時間で浸水被害が広がる様子が記録されていた。

大雨となっていた午後3時ごろは、まだ地面が見えている状態だった。しかし…

30分後には浸水が始まった。みるみるうちに水位は上昇し、駐車場のフェンスも姿を消してしまう。

2時間後には、どこが駐車場なのか全くわからない状態になった。画面奥にあった白い車も、およそ2時間でほぼ水没してしまった。

“車中死”防ぐには? 危険を再確認

記録的豪雨による死者10人のうち、半数の5人が乗車中に浸水、流されるなどした「車中死」とみられている。

「車中死」はどうしたら防げるのか、車で移動中に浸水した場合どのように対処すればいいのか、スタジオで解説した。


立本信吾フィールドキャスター:
死者数は千葉県と福島県あわせて10人。そのうち半分の5人の方が「車中死」と見られています。豪雨により、急に水位が上がったという場所も多くありました。冠水した深さによって、どのように危険性が変わってくるのか?JAFに取材しました。

・10cm未満…走行に関しては問題はない
・10~30cm…ブレーキ性能が低下し、安全な場所へ車を移動させる必要がある
・30~50cm…エンジンに水が入り停止し、車から退出を図らなければならない
・50~90cm…車が浮き、バッテリーなどの支障によりパワーウィンドー付きの車では中に閉じ込められる場合がある
・90cm以上…車の外の水圧によりドアを開けて脱出できない場合がある


立本信吾フィールドキャスター:
水位90cmというのは、セダンの場合はサイドミラーよりも少し高いところ。そこまで水が来ると、脱出できない場合があるといいます。

伊藤洋一(エコノミスト):
今は車高が(車種によって)ずいぶん違いますから、自分が持っている車・借りている車のどのあたりまで来たら…ということは、こういうことがあったので念頭に置いておかないといけませんね。そうすればうかつに水たまりに突っ込むこともしなくなると思います。

安藤優子キャスター:
でも最初は10cm以下で行けるかなと思っても、みるみるうちに30cm、50cmとなった場合、気付いたときには身動きが取れないということになりかねないですよ。

光岡ディオン(ラジオパーソナリティ):
水の深さもそうですけど、「水の流れが速かった」という話もありましたよね。水が流れてくる圧力も同時に車は受けているので、まだ水深が浅いのにドアが開かない可能性も考えられますよね。

立本信吾フィールドキャスター:
実際に冠水した道路を車が走るとどうなるのか?水深60cmをセダンタイプの車で走行した実験映像があります。

立本信吾フィールドキャスター:
ナンバープレートがギリギリ見えるくらいの水深ですが、31m進んだところで上りスロープにさしかかり停止してしまいました。この状況でも、ドアは力が必要だがまだ開閉可能、パワーウィンドーは運転席のみ作動したということです。

安藤優子キャスター:
注目すべきは、エンジンに水が入った後は30mほどしか進めなかったということですよね。時間にするとほんの10秒くらい。あっという間に車は動かなくなるということですね。

車が水没!その時命を守るには…

立本信吾フィールドキャスター:
万が一、車が水没してしまった時の脱出方法も教えていただきました。

<車が水没したときの脱出方法>
・脱出用ハンマーを使えば、パワーウィンドーを割ることができ、そこから脱出できる
・車が水没したとき、車内も水で満たされていればドアを開けてすぐさま脱出できる場合がある→外と車内の圧力を合わせることで扉が開く


立本信吾フィールドキャスター:
さらに、台風や大雨がきて車を使用する時の判断基準を伺いました。

<車使用の判断基準は? JAF広報担当者によると…>
・運転を進めるうちに水深が増す可能性もある。水深10cmでも車の運転は控えてほしい
・走行中に冠水してきた場合は、窓を開けて逃げ道を確保しておくこと


立本信吾フィールドキャスター:
雨の時に窓を開けて濡れるのは嫌かもしれませんが、水位が上がってきたことに気付いたときは、とにかく窓を開けてほしいということです。

安藤優子キャスター:
アンダーパスとか谷のようになっている場所に行くと、坂の上から水が溜まっているのが見えますよね。でもみんな進んでるから大丈夫だろうと思って突っ込むと、意外に水深が深かったりして肝を冷やすことがありました。水深が浅くても、水が溜まっているのを見たら車を動かさないと思うのは大事なのかもしれません。あと今回は、雨が溜まっていく速度、川のあふれる速度が、私たちが想像する何十倍も速かったですね。

伊藤洋一(エコノミスト):
今回、それがはっきり分かりました。「今までに経験のないような」って最近テレビでよく聞きますけど、それが今まさに起こっているということを頭の中に入れておかなければいけないですね。

(「直撃LIVE グッディ!」10月28日放送分より)