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ロックな海の男が作る“流木アート” ロマンあふれる小屋まで手作り【高知発】

  • シラス漁師の山本さんが流木で小屋を手作り
  • 実はチェーンソーアートの達人
  • 創作意欲の原点はハードロック

太平洋に面する高知市浦戸。
山と海にはさまれた、のどかな住宅地を進むと…地元のシラス漁師・山本祐一さん(67)が、自宅の庭に作った1軒の小屋が。

縦横3m・高さ1m90㎝。
木のアーチをくぐり、中に入ると…

高知さんさんテレビ 玉井新平アナウンサー;
すごい素敵!森の中にいるみたい。味がある隠れ家的な。落ち着きますね。

天井を埋め尽くすのは、全て流木。
小屋は、拾い集めた流木で作られている。

きっかけは、2018年7月の西日本豪雨だった…。
浦戸の海岸には大量の流木が漂着し、漁にも影響した。
しかし、それを見た山本さんには驚きのアイディアがー

山本祐市さん;
ログハウスの家はあるが、流木の家ってない。(流木は)焼かれるから、もったいない。それにお金いらない、タダ。
(流木の魅力は)同じものが2個ない。それがおもしろい。

使った流木は500本以上。1ヶ月かけて小屋を作り上げた。
そこには、山本さんのある特技が生かされていた。
1本の丸太から作品を作るチェーンソーアートの達人。県展に13回連続で入選し、そのうち5回は特選に次ぐ褒状を受賞していた。

山本祐市さん;
本職漁師やき、ヒラメがよいかなと思って。
普通のイスやったら、おもしろくない。変わったものを作りたい。

チェーンソーアート歴31年。作った作品は1万点以上。
始めたきっかけは、ある趣味だった。

山本祐市さん;
チェーンソーでスピーカーをこしらえて。音楽が好き。ハードロックが一番好き。顔は演歌やけど。

手作りのスピーカーがある自宅に案内してもらうと…かつては応接間、今はチェーンソーアートが所せましと飾られている。

山本祐市さん;
くりぬいてチェーンソーで作った。やっぱりおもしろい。これらも流木。

そう語る小屋の中にはハードロックバンド、スコーピオンズの激しい曲が…。
「人生は楽しくおもしろく」
山本さんの小屋作りの原点…それはロックにある。
ロックな生き方を目指す山本さんに、妻・恭子さんは…

妻・恭子さん;
最初は物が一杯で嫌だった。今は、これもおもしろいかなと。

2人は保育園時代からの幼なじみ。結婚して42年…娘2人も独立し、夫婦水入らずの生活だ。

(Q.祐市さんのことを尊敬してますか?)
山本祐市さん;
ほんまのこと言え。

妻・恭子さん;
尊敬はしていない。でも、変わったことをする人やなと思う。
人にはできないことを諦めずにやる。本人も楽しんでやっている。いいんやないでしょうか。

山本さんの楽しみは、手作りの小屋で、大好きな鉄道模型を見ながら晩酌すること…
ロックな男のロマンが詰まっている場所だ。

(高知さんさんテレビ)