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テコンドー協会VS強化選手問題で内紛勃発か 矢面に立たされても意に介さない金原会長の進退は?

カテゴリ:国内

  • 全日本テコンドー協会の理事会が8日に開かれた
  • 岡本依子副会長は金原会長を含む理事16人の総辞職を訴えるという
  • 協会内紛の動きにも動じない…全日本テコンドー協会・金原昇会長とは?

メダリストらが金原会長に反発!

全日本テコンドー協会のトップ・金原昇会長による協会の運営が独裁的だとして、一部の現役理事や選手などが反発。こうした中、指導体制の改善などを話し合う注目の理事会が8日、開かれた。全日本テコンドー協会の副会長で、シドニーオリンピック銅メダルの岡本依子氏が理事会の場で訴えるのが、金原会長ら理事16人の総辞職だ。

「直撃LIVEグッディ!」は、反金原体制の急先鋒となった、岡本副会長と髙橋美穂理事の2人を直撃。
理事会へと向かう車中で、現在の思いを聞くことができた。

岡本依子副会長:
なにか全部会長の意見ありきで進むのが当然だという空気感はあったと思います。この体制で続けていくっていうのは不可能だと思うし、何よりこんな人たちが続けるべきではないと思うので…。絶対に反対されるんだろうなっていうのはどっかにあるんですけど、でもちゃんと意味が分かれば、通じれば、「そしたら辞めよう」ってなる可能性もあるって私はまだ信じていまして…、

Q.総辞職に賛同されている方はいる?

髙橋美穂理事:
事前には特に誰が賛成してくれるかというような確認等は今回行っておりません。


グッディ!ではスタジオにスポーツライターの小林信也さんをお招きし、解説していただいた。

「総辞職するような事案は起こっていない」という考え

安藤優子:
小林さんは、金原会長の取材を相当されていると伺いました。辞職についてはどういうふうに話していますか?

小林信也氏:
「今、協会の中に全く不正はないんだ」と、「会長や理事会が総辞職するような事案は起こっていないんだ」というのが金原さんの考えです。

大村正樹フィールドキャスター:
不正はなくても、現場がやりにくいと声をあげているわけですが…。重大な理事会が開かれていますが、理事は全部で16人います。

大村正樹フィールドキャスター:
全日本テコンドー協会のナンバー2である岡本副会長が、16人全員辞めて体制を刷新したいと声を上げています。16人中、投票権を持つのは15人。過半数である8票が集まると総辞職が可決されますが、岡本さんによると反・金原派は3~5人。否決される可能性もあるが、それでも声を上げたということでした。

金原会長とはどんな人物?

・高校では柔道、社会人になって空手の経験はあるが、テコンドーの経験はゼロ
・1990年、実業家として成功していた金原氏は、地元の少年テコンドー大会のスポンサーになってほしいと依頼されたのがきっかけで長野県テコンドー協会の理事長に就任
・テコンドー協会とテコンドー連盟が一本化され、2005年に全日本テコンドー協会設立
⇒金原氏は、初代会長から協力を求められ資金を調達したという話も
・2008年に全日本テコンドー協会の会長に就任
・2016年に一度会長を辞任するが、2017年再び会長に就任した


大村正樹フィールドキャスター:
2016年、このころに金原さんの体制はどうかという声が協会内であったそうですね。

小林信也氏:
オリンピックでなかなかメダルが取れない、ということもあって2016年に一度退いています。ところが1年後に、またやると言って出てきたんです。その時に岡本さんも、いやいやと言って立候補しました。でも僅差で負けてしまって、結局、副会長という座を与えられる形になった。ご自身は副会長をやる気はなかった、とおっしゃっています。

安藤優子:

岡本さんが答えてくださったインタビューでは、「副会長とは名ばかりで、実質的な力はゼロだった」というふうにおっしゃっていましたよね。

小林信也氏:
はい。金原会長の下に岡本さんがいらっしゃる形ですが、実は副会長の下の専務理事が、会長と2人で経営会議という組織をつくっていて。日常の案件は大体この2人で決めていて、副会長である岡本さんはその中に入っていないという図式なんです。

大村正樹フィールドキャスター:
金原さんは矢面に立たされていますが、これまで会長を辞任する気配は一切感じられません。協会設立時に金原さんが資金を調達したとも言われていますから、協会設立に尽力した功労者であるという自負もあるのかもしれません。小林さんによると、他にも金原さんが会長を続けたい理由があるといいます。

“俺のテコンドー協会”になっている?

・小林さんによると、金原氏は「初代会長と“男と男の約束”を交わした」「引き受けた以上はやり遂げたい」と話していたという。
⇒“俺がつくった組織”という感覚が初めからあった?


安藤優子:

“俺のテコンドー協会”になってしまっているというわけですか。

小林信也氏:
「すごく尽力した」という自負があるから、金原さんとしては「なぜ自分の作った団体からどかなきゃいけないんだ」という感覚があるんだろうなと思います。

北村晴男弁護士:
今回、なぜ「会長解任決議案」ではなかったんでしょうか?総辞職も分かりますけど、本来は会長解任であるのが普通ですよね。

小林信也氏:
あくまで推測ですが、会長解任というと、とにかく会長だけにフォーカスが当たる。それに賛同できる理事がどれくらいいるのか?と考えると「私も辞めます、みんなも辞めましょう」ということにしたのではないかと。

北村弁護士:
その方がまだ決議が通るかもしれない、と考えたということですね。

安藤優子:
総辞職というのはある意味、刺し違えてでもこの体制をなんとかしたいという理事たちの思いの結集なんじゃないかとも思います。

(「直撃LIVE グッディ!」10月8日放送分より)