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なぜ観客の頭上すぐ近くで花火が破裂したのか 神宮の花火事故を11本の動画から検証

カテゴリ:国内

  • 打ち上げ開始30分後に異変が発生
  • 動画には観客の悲鳴と共に低い位置で次々にあがる花火が
  • 花火事故は10年間で増加傾向

事故の瞬間映像11本を入手

10日、東京の夏の風物詩 「神宮外苑花火大会」で花火事故が発生し、観客たちの頭上近くで花火が破裂し、悲鳴があがった。


事故を目撃した見物客:
かなり悲鳴が聞こえて、結構すごい騒ぎでした

楽しいはずの花火大会で何が起きたのか?
今回、めざましテレビでは事故の様子を様々な角度から とらえた11本の動画を入手。
そこで、きょうのニュースのミカタでは、33万人が来場した神宮外苑の花火破裂では、いったい何がおきたのか。 瞬間映像から徹底検証をしていく。

打ち上げ開始から30分後に異変発生

事故が起きたのは、今年で開催40回目、都心で1万発を打ち上げる『神宮外苑花火大会』

球場やラグビー場などが有料観覧席となり、収益の一部が東日本大震災などの義援金にあてらる。

午後7時30分に打ち上げが開始されたのだが、異変が起きたのは花火の打ち上げも中盤に差し掛かった午後8時過ぎ。

神宮球場内で撮影された動画を見ると、悲鳴とともに、低い位置で火花が次々にあがる様子が見てとれる。

では、その球場の外からの動画は・・・
道路の先、火柱が上がるかのように明るく光り 高さは、地上から数メートルにまで及んでいる。

そして、その中心部の映像を見ると
画面右手から観客めがけて飛んでくる火花。
映像には、咄嗟に身をかがめる人や、 逃げ惑う見物客、中には外国人の姿も・・・

目撃した見物客は「すごく怖かったです。結構悲鳴とか上がってて」と語った。

花火が破裂した場所は、打ち上げ地点から 直線距離でおよそ120m。

立ち入り禁止の区域での破裂だったが、 火花は、すぐ近くの道路にいた30代の男性に飛び、 男性が負傷した。

不発の花火が地面に落ちた衝撃で爆発

事故の瞬間映像をみた、花火の専門家は・・・

「煙火打揚従事者」資格所持 花火研究家 冴木一馬氏:
黒玉っていう事故なんですけど、上空で破裂しないで そのまま不発で下に地面に落ちてきて地面に落ちた衝撃で爆発している。動画を見ると二つのパターンが載っているんですね。


実は、事故の瞬間もうひとつのアクシデントがあったと指摘。
球場の外で火花が上がったかと思うと突然、球場内の観客の頭上で花火が破裂。
かなり低い場所で花火が破裂し、球場の敷地内に、火花が飛び散る様子が映っている。


煙火打揚従事者」資格所持 花火研究家 冴木一馬氏:
2つ目は低空開発と呼ばれるもので、衝撃などで筒が斜めになってしまい低い位置に花火が飛んでしまう事故。

打ち上げ花火事故は増加傾向

経済産業省によると、打ち上げ花火の事故はここ10年で、増加傾向に。

大規模な花火大会は警備費用などが不足し中止が相次いでいるが、イベントなどで花火を打ち上げる機会は増加傾向で事故の件数も増えているという。

神宮の花火大会は5分の中断後に、打ち上げを再開した。
実行委員会は「この度は大変ご迷惑をお掛け致しました。心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。

(「めざましテレビ」8月12日放送分より)