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台風10号お盆休みに日本列島直撃の恐れ!…空の便・鉄道・高速はどうなる?

カテゴリ:国内

  • お盆休みに日本列島を直撃する恐れがある台風10号
  • 台風の影響で高速の渋滞予測が大幅に変わる可能性も
  • 飛行機や鉄道が運行STOPした場合 高速バスが狙い目

帰省ラッシュやUターンラッシュに台風の影響は?

8月10日からお盆休みで9連休という方も多い中、大型で強い台風10号が列島を直撃する恐れが出てきた。帰省ラッシュやUターンラッシュに影響は出るのか?

台風9号は8日夜から9日朝にかけ、猛烈な勢力で沖縄県の宮古島や石垣島などを直撃。現在は、非常に強い勢力で比較的ゆっくりと北上している。

更に、本州の南の海上には大型で強い勢力の台風10号があり、今後の進路やスピードによっては来週のお盆休みを直撃する恐れが…

加藤綾子キャスター:
いよいよ10日からお盆休みという方も多いと思います。今年は11日が山の日ということで12日が振替休日になるんですね。なので、13日から16日一般的なお盆休みをここで取りますとなんと、有給休暇を使わなくても9連休ということになるんです。では、今年の高速道路の渋滞予測は、NEXCOによりますと、下りは10日と11日がピーク。そして、上りは14日と15日の予測となっています。また、空の便国内線は下りのピークは9日から12日上りは16日と17日となっています。そして新幹線下りのピークが10日。そして、上りのピークが15日となっています。ただ、今年は台風10号が近づいて来ていて、まさにお盆の期間を直撃しそうなんです

加藤綾子キャスター:
最新の詳しい進路と注意点はどうなのか、酒井さん、お願いします

酒井千佳気象予報士:
台風10号は高速道路の渋滞上りのピークに重なってしまうかもしれません。最新予報を見ていきます。現在、台風10号は小笠原諸島の南のほうに中心があり大形で強い勢力。更に、ほとんど停滞していて、スピードがかなりゆっくりになっているのが特徴の1つです。この後、ゆっくり北上していきそうで、特に12日ごろにかけては小笠原諸島で高波に厳重警戒が必要になってきます。そのあとの予想を見てみますと、8日までの予想よりもだんだん西側に傾いてきたような印象があります

酒井千佳気象予報士:
ですから、今の予想ですと、来週の半ば、14日水曜日にはこの予報円のどこに進むかということで西日本に進む可能性が高くなってきている状況なんです。今のところ、14日水曜日の予報円の中に四国や九州の一部も入っているという状況です

太平洋高気圧の勢力が弱まることで西日本に進む可能性

酒井千佳気象予報士:
では、なぜスピードがゆっくりで西側に進む予報になってきたのかということを見ていきます。まず、13日の火曜日までは台風9号が北上してきます。ある程度、勢力を保ったまま13日までは北上してくる予想ですので、日本列島近くにある太平洋高気圧も勢力が強いということになります。つまり台風の勢力が強いと高気圧の勢力も強いということになるんです。太平洋高気圧が日本付近をすっぽり覆っていますから、高気圧に進路をジャマをされて、なかなか台風10号が北へ上がってこれず、スピードもゆっくりなんです

酒井千佳気象予報士:
ただ、14日以降になりますと台風9号は熱帯低気圧に変わる予想なんですね。9号の勢力が弱まると、近くにある太平洋高気圧の勢力も弱まってくるということで、台風10号が高気圧の縁を進む道ができてしまって、西日本方面に進む可能性が高くなってきたんです。今の所の予想ですと、西日本に14日以降に接近・上陸する可能性も出てきたということが言えそうです

交通情報は…

福原直英キャスター:
それでは、現時点での東名高速の渋滞予測を見てみましょう。10日(土)11日(日)12日(月)にかけて下りのピークとなりそうです。下りの狙い目は夕方です。なぜかと言うと下りの渋滞というのは早朝から始まって午前中にピークを迎えることが多くて、夕方には渋滞がだいぶ緩和されてることが多いんです。そして、上りとなると今度は下りと逆になります。上りのピークは14日(水)15日(木)。特に夕方にピークになることが多いので、上りの狙い目は午前中に東京方面に到着するように。つまり、出発地点によっては、夜明け前ぐらいから車を出さないとというくらいのことを考えたほうがベターということになります

加藤綾子キャスター:
ただ、今回は台風が接近してきていますから、この普通の渋滞予測通りにはいかないということですよね?

福原直英キャスター:
渋滞予測は過去3年の渋滞データをもとにした予測なんです。ですから交通渋滞に詳しい東京大学の西成活裕教授も「高速の渋滞予測に台風は入っていません。今出ている予想は大幅に変わる可能性があるので今年は最新の情報をチェックする必要がありますよ」と呼びかけています

風間晋解説委員:
最新の情報だったら台風のことも考慮した予想になっているんですか?

福原直英キャスター:
それは、実際はもう交通情報というところと、具体的な台風の進路の予測を的確にチェックしていくということなので、通行止めとかそういう可能性も出てきますからね。そして、雨が降ってきたりすると、当然視界が悪くなるということもあります

酒井千佳気象予報士:
かなり見通しが悪くなるぐらいの非常に激しい雨が降ることも考えられますね

加藤綾子キャスター:
今回は雨だけではなくて風も強いですか?

酒井千佳気象予報士:
強い勢力のまま西日本に接近してくる予想になっているので、風もある程度強い風が吹くということが考えられますね

福原直英キャスター:
どうしてもドライバー心理としては長く運転したくないから、できるだけ早く帰りたい。高速道路で天気は悪いけど、どうしてもアクセルを踏んでしまう。そういう時に自分の車から見えていても、相手の車から見えていないことで事故が起きてしまったりします。天気が悪い、全体のスピードが落ちている、そこに追突事故などが起きることで、更に事故渋滞が発生するというトリプルパンチが起きてしまいかねません。それを防ぐためにも普段よりも車間距離を開けることが大切です。普段なら、この距離なら車線変更できるという時でも、ちょっと待つという勇気を持っていただきたいと思います

風間晋解説委員:
西日本を直撃するとしてその場合、やはり東名とかでも雨や風っていうのはかなり警戒しないといけないんですか?

酒井千佳気象予報士:
台風の進行方向の右側、この辺りではかなり風が強く吹く恐れがあるので、どのコースに進むか今のところ分からないんですが、十分、東日本なども影響が大きくなる可能性あります

福原直英キャスター:
注意しなくちゃいけないのは道路だけではなくて、JR東日本では、風速30メートル以上。JR東海では、雨量が1時間に60ミリ以上が運転中止の目安となっています。

福原直英キャスター:
飛行機は運休の規定はなくて、その都度の状況を見て対応する
ということなんですが、目的地に行った帰省先に着いたけれども、帰ってこられないというケースも今回は考えておかないといけない気がします。観光業に詳しい淑徳大学の千葉千枝子教授は、「オリンピックの前の年であることと、消費増税前で今のうちに旅行しておこうと例年より混雑するんじゃないですか」とおっしゃっています

加藤綾子キャスター:
帰れなくなる人もいると思うんですが、今からでも交通手段を変更することもできるんですか?

福原直英キャスター:
できますけど、あれだけ予報円が大きいとね

酒井千佳気象予報士:
どこで、ピンポイントで影響出るというのが今のところ予測ができないんですね。来週初めになってくると、だいぶ絞れてくるかと思います

飛行機や鉄道が止まったら高速バスが狙い目

福原直英キャスター:
実際に、飛行機や鉄道が運行していないという場合は、実は高速バスが狙い目という専門家の意見もあります。

福原直英キャスター:
運休が少ない。それから増便の可能性があるということで、この高速バスというのは選択肢の1つに挙げておくべきかもしれません。ただし東名高速なども海沿いを通りますから、そこが通行止めとなると高速バスもということになりかねません。今はとにかく影響が最小限になることを祈るばかりですね

酒井千佳気象予報士:
本当に最新の情報を入手して判断していただきたいと思います

(「Live News it!」8月9日放送分より)