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小林容疑者は時間稼ぎの『シャブ抜き逃亡』 潜伏先からは注射器発見

カテゴリ:国内

  • 収監は検察事務官の仕事 警察官の仕事ではない
  • 収監前では刑法の逃走罪は適用されない
  • 小林容疑者は時間稼ぎの『シャブ抜き逃亡』

収監作業は警察官の仕事ではない

オオシバくん:
収監直前の受刑者が刃物を振り回して逃走した事件は、発生から5日目でやっと解決したね。

平松デスク:
そうだね。
横浜地検の不手際と連携ミスが批判されているよね。
そんな中、神奈川県警はよく頑張った。
徹底的に交友関係を調べて、網を張っていたんだね。

ところで、こういう悪い奴を刑務所に入れる、「収監」という作業が、検察事務官の仕事だってことはあまり知られていないよね。
警察官の仕事じゃないんだよ。
ただ、検察事務官は、警察官と違って日夜柔剣道で鍛えていたり逮捕術を学んでいたりしている訳じゃないから、この手の仕事は苦手とされている。

一方で東京地検などには、逃げている被告や収監専門の事務官がいて、逃げている悪い奴を日本国中追いかけ回したりしているよ。
その働きぶりは、警察官顔負けらしいよ。

逃走罪は適用されない

オオシバくん:
でもさ、小林容疑者は刑が確定して逃げた訳だから、さっさと警察に頼んでしまえばいいのに・・・。

平松デスク:
それが、そうはいかないんだ。
小林容疑者は収監前だったから、その場から逃げても罪には問われないんだよ。
刑法の逃走罪が適用されないのさ。
変な話でしょ?

もしも彼が収監され、刑務所の中から逃げていれば、刑法の逃走罪が適用されて、警察が素早く捜査に乗り出すことができるんだけどね。
対象となる容疑者なり被告なり受刑者が拘束されていることが、逃走罪の条件なのさ。
今回のようなケースは、まさに法律のエアポケットだね。

それとは別に、去年職業訓練中の受刑者が、刑務所から逃げた時にも感じたけど、そもそも逃走罪って量刑が軽すぎる。
日本社会は、もっともっと犯罪者の逃亡に厳しくてもいいと思うよ。

小林容疑者は時間稼ぎの『シャブ抜き逃亡』

オオシバくん:
小林容疑者は、逃げるならばなぜもっと遠く逃げなかったんだろう。

平松デスク:
これは個人的な意見だけど、小林容疑者は本気で逃げようとしていなかったと思う。
小林容疑者は覚醒剤使用も疑われているんだけど、その覚醒剤成分が体の中から抜けるまでの1週間から10日間程度逃げることができればいいと思っていたのではないかな。

俗に言う、『シャブ抜き逃亡』というやつさ。

潜伏先からは注射器が発見された

覚醒剤の成分が抜ければ、覚醒剤使用の疑いで逮捕される可能性は低いからね。
要は時間稼ぎの逃亡だったということ。
一生、逃げ続ける覚悟はなかったはずさ。
だから、地元の知り合いばかりを頼って、中途半端な逃走劇を繰り広げたんだと思うよ。

【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】