災害時インフラ最新情報

国民は政治家以上に冷静だった 与党も野党も国民をバカにすると票は減る

カテゴリ:国内

  • 自民党から数百万票が離れた衝撃
  • 野党よ「年金のことをおまえらが言うな」
  • 年金について国民は冷静だ

自民党から数百万票が離れた衝撃

月曜に出たフジテレビの世論調査結果は安倍政権にとって衝撃だった。
参院選の比例投票先が8.5Pも下がったのだ。
これは数百万の票が自民党から離れたことを意味する。

ではこの数百万票はどこに行ったのか。
不思議なことに立憲民主と国民民主も下がっている。
他は上がっているが大したことない。
つまり数百万票はほとんどが行き場がなく宙に浮いている。

84%が「年金だけで暮らしていけない」

なぜ自民党は票を失ったか。
金融庁の老後2000万円問題が原因なのだが、世論調査を見ると、
「老後は年金だけで暮らしていけない」とわかっている人が84%もおり、
「今回年金制度への不信感が増した」人は51%、そうでない人は47%と拮抗している。
これに対し「金融庁の報告書を受け取らない麻生氏の対応は不適切」が72%。

つまり国民は年金についてかなり冷静に把握しており、怒っているのは麻生さんの態度に対して、なのだ。

確かに麻生さんが報告書を受け取らないと言ったとき、ものすごく違和感があった。
自民党の二階幹事長が一緒になって金融庁の悪口を言ってるのもピントがずれていた。
さらに麻生さんは自分が年金をもらっているかどうかも知らず、「私自身は年金がいくらとか、自分の生活としては心配したことがありません」とも言った。
これは感じ悪かった。

野党やメディアにけんかを売り続ける麻生さんを大好きだが、国民には優しくしないとだめだ。

年金問題について国民は冷静

立憲と国民も下がった理由は「消えた年金の再来だ」とはしゃいだからだ。
民主党政権を許していない国民は「年金のことをおまえらが言うな」思ったのだろう。

共産、社民には行き場のないリベラル票が流れ、公明、維新には保守票が流れて、それぞれ少しずつ上がった。

金融庁の報告書に対し、野党とメディアが「年金の100年安心は嘘だった」と大騒ぎしたので麻生さんは慌てて報告書を「なかったこと」にした。でも国民は政治家が思っているよりはるかに冷静だった。選挙まで1か月。国民をバカにせず、実現可能な政策を示す政党が宙に浮いている数百万票を取るだろう。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】
【4コマま漫画:横川寛人】
【イラスト:さいとうひさし】

「平井文夫の永田町4コマ劇場」すべての記事を読む
「平井文夫の言わねばならぬ」すべての記事を読む