LIVE 『参院選2019各党に聞く 維新・松井一郎・代表 国民・古川・代表代行』【BSフジLIVEプライムニュース 配信中】

拳銃強奪事件に新情報! 「容疑者は4年前、友人の名前をあげて警察に相談していた」

カテゴリ:国内

  • 強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)が、18日送検された
  • 「直撃LIVEグッディ!」では、飯森容疑者の同級生を総力取材!
  • 犯行前の異様な行動とは?犯罪心理学者の出口保行氏が解説

クラスの人気者がなぜ?同級生が見た飯森容疑者の「異様な行動」

大阪・吹田市の交番で警察官を刺し、拳銃を奪った疑いで逮捕された、飯森裕次郎容疑者(33)。警察の調べに、「私のやったことではない」「病気がひどくなったせい。周りの人がひどくなったせい」などと供述している。

何が飯森容疑者を犯行に駆り立てたのか?
「直撃LIVEグッディ!」は飯森容疑者の同級生ら8人を取材!すると、犯行前の異様な行動が見えてきた。

小中学校では、クラスの中心的人物で人気者だったという飯森容疑者。大学進学で上京してからも、同級生たちと会っていたという。

同級生:
僕が東京に行って連絡してみたら会えるってなったんで、東京タワー行ったりとか。そのときは特に、全然変わらずですね。

変化が見られたのは、就職後。飯森容疑者は大学を卒業後、2009年4月から半年間、海上自衛隊に所属していた。
当時を知る人は…

退職を繰り返し....「幻覚」を語るように

海上自衛隊時代を知る人物:
喜怒哀楽が激しく、肩が当たっただけでも“どこ見てんだ、コラ”とキレる感じ。ひたすら暗い。

自衛隊をやめた後は、2014年から2015年の7月末まで食品配送業の会社に勤務するも退職。その後は岩手県にある岩手めんこいテレビの関連会社で働くも、8カ月で辞めていた。そして2018年11月からは、障がい者雇用の枠で採用された都内のゴルフ練習場で清掃などの仕事をしていたという。採用時の面接では「幻覚」について語っていたそうだ

こうした症状について、グッディ!は中学時代の同級生から重要な証言を得た。かつて、飯森容疑者と同じ野球部員だったAさんは事件があった日の夜8時ごろ、警察から連絡があったというのだ。

・事件当日の夜8時ごろ、警察から「4年前にあなたたちの名前が出ていた。もしかしたら(飯森容疑者が)家に来るかもしれません。気を付けてください」と電話がかかってきた。
・驚いたAさんが理由を聞くと「4年前に飯森容疑者が“心の中で数人の野球部関係者の声が聞こえてきて離れない”と警察に相談に来た。その時にAさんの名前をあげていた」という。
・その数時間後の午前2時半ごろ、Aさんの自宅には警察が訪ねて来て、飯森容疑者が来ないか外で警戒していたという。Aさんは、飯森容疑者に襲われるのでは…と恐怖を感じたそうだ。


他にも、事件を起こす数日前に、飯森容疑者がかつての同級生らにメッセージを送っていたことがわかった。

「住所教えてくれませんか?」事件直前にはメッセージが

「お久しぶりです。飯森裕次郎です。お元気ですか?僕は、東京で何とか生きています。」「頼みがあります。B君のフルネームと連絡先と、C先生の顔写真わかったら、送ってもらえませんか?」「野球部の、同窓会とか開きたいので、今連絡先集めています。」

飯森容疑者は、似たような文章を複数の同級生たちに送っていたという。中には「だいぶ気の早いはなしですが、年賀状出したいのでよかったら、住所教えてくれませんか?」という内容まであったそうだ。

あまりに唐突なメッセージに、SNSが乗っ取られたのでは?と心配し、飯森容疑者に電話を掛けた人もいたというが…。

飯森容疑者の写真付きで「●●に乗っ取りと疑われました。ので、写真です」「最近つながりが薄くなっているので、濃い付き合いがしたい」というメッセージが届いたそうだ。中には「少なくとも20年ぶりの連絡だった。不審に思って、返信することはなかった」と話す人も。そのほか多くの人が、異変を感じ返信はしなかったという。

同級生らに送ったメッセージは、犯行に関係があるのだろうか?スタジオには犯罪心理学者の出口保行さんをお招きし、容疑者の不可解な行動を解説していただいた。

犯罪心理学者が解説

安藤優子:
出口さん、飯森容疑者は4年前に警察に相談しているということですが、これはどう見ますか?

出口保行氏:
その時は本当に幻聴のようなものが聞こえたのかもしれないし、自分に自傷他害の危険性があるかもしれないということで、警察に本人が相談したということはあると思います。

宮澤智アナウンサー:
病院ではなく警察に相談したというのも、自分が危害を加えたり、加えられたりする可能性があると考えていたからでしょうか?

出口保行氏:
そのころから、社会とか自分の周囲に対する不満を持っているということを、誰かに伝えたいという気持ちはあったんだろうと思います。自分を抑えられないかもしれない不安というものを、あえて警察に相談していたんでしょう。

安藤優子:
飯森容疑者は、友人の名前をあげて警察に相談していたということですが、自分が被害者という意識があったんでしょうか?そうじゃなければ、わざわざ警察に実名を出して相談なんてしないんじゃないかなと思うんですが。

出口保行氏:
社会に対する強い不満などを持っていると、疎外感や被害感が非常に強くなるので、被害者の立ち位置に自分を置きたくなるんです。

大村正樹フィールドキャスター:
ただ、野球部時代の同級生たちは全く身に覚えがないと話しています。飯森容疑者はむしろ野球のスキルも高かったので、中学時代は冷遇されることもなく普通に活躍していたそうですから。

メッセージと犯行の関係性は?

かつての同級生たちにメッセージを送った目的について、出口氏はこのように推測する。

出口保行氏:
今回の事件は計画性がとても高いです。執拗にスケジュールを練って、警察官を襲撃しています。電話やフェイスブックで連絡を取り、地元に住んでいる同級生たちの情報を引き出すのは何のためかと言うと、今回の事件に及ぶ直前に「空き巣に入られた」と嘘の電話で通報していますよね。その時に、そのあたりに住んでいる実在の人で実在の住所で通報しなければ疑われてしまうかもしれないと、いろんなリサーチをこのころからやっていた可能性はあると思います。

安藤優子:
飯森容疑者は、襲撃した交番から出身中学の学区内である住宅街を通って逃走したことが分かってきました。つまり同級生たちが今も住んでいるかもしれない場所を、拳銃を持って歩いていたことになります。これは拳銃を奪ったその先には、同級生をターゲットにするという思いがあったんでしょうか?

出口保行氏:
今回の事件は、大きな不安や動揺を与えることが一番の目的だったと思います。銃を持って同級生のそばに行く、それだけでも、とてつもない不安を与えることができるわけです。実際に襲撃するつもりだったかどうかは分かりませんが、どうやったらさらに強い不安を与えることができるのかということを意識しながら行動していた可能性はあると思います。

(「直撃LIVE グッディ!」6月18日放送分より)