「SDGsを分かりやすく伝えたい」地球の未来に貢献するためにできること

<SDGsのランナー>一般社団法人Think the Earth理事・上田壮一さん

  • 「未来を創る側になりたい」とThink the Earthの創設に参画
  • 神奈川県の学校では地元版の「SDGs」の教材を作ることに
  • 「人との出会いが子どもたちの心を動かす」

「SDGs」

この言葉を知っているだろうか。

2015年9月、国連のサミットで全会一致で採択された「持続可能な開発目標」のことで、2030年を年限とした17の国際目標が設定されている。

そしてこの日本にも、持続可能な社会の実現に向け、環境問題や社会問題への無関心さを好奇心へと変えて行動できる人たちを世界中に育てて増やすことをミッションに掲げて活動している企業がある。

SDGsを分かりやすく伝えたい

一般社団法人「Think the Earth」理事の上田壮一さんは、 広告代理店に勤めていた1995年に、阪神淡路大震災で故郷が被災。
 
「何もなくなってしまった所から、より良いものを創ろうとする人々の姿」に感化され、 「自分も未来を創る側になりたい」と、2001年に退職し、「Think the Earth」の創設に参加した。

以来、環境問題に関する書籍の出版や、教育プログラムの開発など、企業や行政、団体と協同して、地球の未来に貢献する様々なプロジェクトを手掛けている。

その一つが、SDGsに取り組む人たちを紹介する教材を作るというもの。

このプロジェクトのきっかけを上田さんは「SDGsに触れた子どもたちが『何か自分でやりたい』という気持ちがどんどん出てくるようになって。そのときに、SDGsを分かりやすく伝える教材が世の中にあまりないという話になって、『じゃあ、一緒に作ろう』ということになりました」と話す。

一緒に未来を創って行こう

今回は、神奈川県にある湘南学園中学校高等学校の生徒たちと一緒に、地元版を作ることに。

安全・安心な地元の食材にこだわっている校内の食堂「湘南学園カフェテリア」。ここを運営する「NPO法人湘南食育ラボ」に自分たちで取材して原稿にした。

生徒たちは取材の時に撮影した写真の出来映えを見て、笑顔の撮影の難しさを痛感。「笑顔を撮影するには話を聞いていないといけない」と上田さんにアドバイスをもらうなど、生徒たちにとっても学びの多いこのプロジェクト。

さらに、「NPO法人湘南食育ラボ」の理事からは稲刈りの様子の説明を受け、普段自分たちが口にしている食材がどのような場所でどのように育っているか教えてもらった。

実際に取材した男子生徒は「いろいろ熱意が伝わってきて問題意識が芽生えたかな」と振り返った。

「人との出会いが子どもたちの心を動かす」と言う上田さん。出来上がった本には、それぞれのゴールを目指す人々と子どもたちの思いが溢れている。

上田さんは自身が手掛けるプロジェクトについて「一緒に未来を創って行こうよと。本を作ることはきっかけに過ぎない。同じ志を持った人と繋がったり、その仕掛け作りが、僕らのすごく大きな役割になる」と話した。

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html