災害時インフラ最新情報

高齢者によるアクセルとブレーキの“踏み間違い” 自らが加害者とならないために気を付けるべきポイントとは?

カテゴリ:国内

  • 19日、高齢ドライバーによる死亡事故が発生
  • 専門家の鑑定などによると、ブレーキとアクセルの“踏み間違い”が事故原因である可能性が
  • 自らが加害者とならないために、改めて気を付けるべきポイントとは?

全国で相次ぐ高齢ドライバーによる事故。19日も、78歳のドライバーによる死亡事故が発生した。

現場となったのは、東北自動車道、盛岡インターチェンジの料金所にあるETC専用レーン。
ETCレーンを通過しようとした乗用車に、後ろから来た乗用車が追突。追突された車の後部座席にいた81歳の女性が頭を強く打ち死亡し、双方の車に乗っていた男女計5人が重軽傷を負った。

時速20km以下のスピードで通過することが義務付けられているETCレーンで、なぜ死亡事故が起きてしまったのか?
「直撃LIVEグッディ!」は追突された乗用車を運転していた男性に、話を聞くことができた。

男性:
ゆっくりと進んで、きちんと(バーが)上がったのを見て、料金いくらかなって気持ちでいたらドカンと来たんです。すごいスピードでしたよ。車が浮き上がるような感じがしたんです。(追突した車が)アクセルを踏んだんだと思います。加速したような感じ。
 
後ろから勢いよく追突してきた乗用車は、追突した後も止まらず左方向に進み、1回転して止まったという。
一体、どれくらいのスピードで衝突したのだろうか?交通事故鑑定人の熊谷宗徳氏に、事故後の車の映像を見てもらった。

交通事故鑑定人・熊谷宗徳氏:
時速30㎞程度の速度ではここまでつぶれることは考えられないので、最低でも時速50㎞以上だった可能性があります。前方を見ていた前提で、加速してしまうというのはもしかしたら踏み間違いが原因と考えられると思います

追突された車を運転していた男性も、警察から「(事故を起こした車の)運転手が、アクセルとブレーキを踏み間違えたと言っている」という話を聞いたという。

事故を起こした78歳の男性の家族はこのように話している。

事故を起こした男性の次女:
どうしても高齢で判断が鈍くなっているところがあると思うので、本人じゃ気付かないと思うので、そこは私が止めてあげればよかったと思うところなんですけど。過信してしまったところが大きいかなと思う

警察は男性のケガの回復を待ち、事故の原因を詳しく調べることにしている。
今回、可能性が指摘されているアクセルとブレーキの“踏み間違い”。自らが加害者にならないために、どのように防げばいいのか?スタジオではその対処法に迫った。

安藤優子:
お嬢さんが涙ながらに、止めておけば良かったっておっしゃってましたね

広瀬修一フィールドキャスター:
運転していた78歳の男性の次女の方によると、男性はおととし免許を更新し、それまで事故はなかったそうです。ですが「池袋の事故を受けて、父と免許を返納しようと話していた」「家族である私が止めてあげられれば良かった」とも話していて、家族で意識し始めた中で起きてしまった事故だったそうです。一方で追突された車を運転していた男性もご高齢で、息子さんから「逆の立場ならどうする?」という話を受けて「車が怖くなった、一切の運転をやめることにした」と話し、免許の返納も決めたそうです

安藤優子:
やはり第三者というか、ご自分じゃない誰かが力づくでも止めないといけませんね。車の鍵を奪うとか、高齢の親のことを考えていろんな形でやめさせようという動きがありますが、親としてはプライドもありますし…

北村晴男弁護士:
そうですね。私もそういう相談を、タクシーの運転手の方からいきなり受けたことがあります。どうしたらいいでしょうかと。でも、やはり妙案はないんですよね。じっくり話し合って、なんとか返納しましょうという話なんですけど…

倉田大誠フィールドキャスター:
家族であるからこそ言いづらいし傷つけてしまうのではないかという部分も十分わかるんですけどね

広瀬修一フィールドキャスター:
どうしてアクセルとブレーキを踏み間違えるのか?専門家はこのように話しています

<踏み間違い事故の原因①>
交通事故鑑定人・熊谷宗徳氏によると高速道路や駐車場では速度調節の際、アクセルとブレーキを交互に踏む回数が増える。回数が増えれば、アクセルとブレーキを踏み間違える可能性も高まるという。

<踏み間違い事故の原因②>
大阪大学大学院人間科学研究科篠原一光教授によると、アクセルやブレーキからかかとを浮かせて車を運転している人は、踏み間違い事故を起こす可能性がある。床面につけたかかとを軸に操作すれば、足の傾け具合で踏む位置が把握できるという。

広瀬修一フィールドキャスター:
かかとを床につけた操作法は教習所でも習うことで、こちらの方が事故は起きにくいそうです。みなさんは、どのようにブレーキとアクセルを踏んでいますか

サバンナ高橋:
そう言われると、自分が足をどういう風に置いているか、意識したことはあまりないですね…。かかとはつけてるけど、軸にしているかは自信ないです

安藤優子:
なるほど。かかとはつけてるけど、かかと自体を動かしちゃっているかもしれないということですか。軸を意識した方が踏み間違いは少なくなるということですから、改めて意識したいですね。とにかく、免許返納も含めて、みなさんご家庭で話していただければと思います

(「直撃LIVE グッディ!」5月21日放送分より)