実は旧宮家の復活に賛成の意見の方が多い!本当に男系男子をやめていいのか

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  • 皇位継承論議の前提が崩れた
  • 女性と女系の違いをわかっていない
  • 女性宮家の議論はするべき

皇位継承論議の前提が崩れた

先週末のフジテレビ世論調査を見て驚いた。
皇位継承をめぐって旧宮家の復活に賛成が42%で反対の40%を上回ったのだ。

これまでは一昨年の調査で、共同通信が反対72%、朝日新聞が反対67%という結果を受けて、「旧宮家の復活には7割の国民が反対」を前提に、女性宮家、女系天皇などの議論が行われてきた。
その前提が崩れたのではないか。
 
そして次の結果にはもっと驚いた。「女性天皇と女系天皇の違いをよく理解している」人はたった11%しかいなかったのだ。
良くわかってない人たちに女性天皇に賛成か、女系天皇に賛成かと聞き、賛成が多いから女系だ、女性だと無責任に騒ぐのはやめた方がいい。

女性と女系の違いをわかっていない

小泉政権は2006年に有識者会議の報告書をもとに、男系男子の伝統を捨て、女性、女系天皇、女性宮家を認める皇室典範改正案を準備したが、法案提出直前に悠仁様がご誕生、すべてが白紙に戻った経緯がある。
 
あの時は旧宮家の復帰は全面否定されていたが、これから行われる議論はぜひそのような拙速は避けてほしい。
 
一方日本維新の会が女性宮家について検討を始めることを明らかにした。
国民民主も女性宮家に積極的。
ただ両党とも女系天皇には慎重なところが立憲民主などとは違う。

女性宮家の議論はすべき

退位のための特例法に「女性宮家の創設等を検討する」という付帯決議があるので、国会はこれを議論しなければならない。
安倍政権は後ろ向きであろうが、これから皇位継承の議論をするにあたって維新や国民との連携は必要なので、議論はきちんとした方がいいと思う。
 
いずれにしてもこれまで欠けているのは
「本当に男系男子をやめてもいいのか」という議論だ。
まずそこに切り込まないとどうしようもないのではないか。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

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