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 “過熱する御朱印ブーム”の裏で何が?有名神社が「特別御朱印」の配布を取りやめ

カテゴリ:国内

  • 過熱する御朱印ブーム 神社には長い行列
  • 浅草神社が「特別御朱印」の配布を取りやめ…
  • 過熱する“御朱印ブーム”の裏で起こる「暴力に近い行為」や「転売」とは?

浅草神社が特別御朱印の配布を見送り

東京・浅草の初夏の風物詩と言えば「三社祭り」だ。
浅草神社では今週末の三社祭で お祭りに合わせた特別御朱印を見送ることを発表した。

浅草神社ではこの10連休に代替わりを記念した特別な御朱印を配布した。
銀色の紙に「平成」の文字。一方「令和」には金色の紙が使われたプレミアムな御朱印。

御朱印ブームが過熱 中にはこんな人も...

御朱印を求めて参拝客の長い行列ができている。SNSに投稿された画像では、鳥居の外まで行列が伸びていた。

令和初日の5月1日に、特別御朱印を求めて並んだという間瀬清香さんは
「朝8時に行ったら整理券番号が807番。受け取ったのは午後2時だった6時間待った」
「昼過ぎたくらいから並んでいる人もちょっと疲れてきて“何時間かかるんだ。なんでそんなことも分からないの。遠くから来てるんだよ!そういったことを言っている人もおり、ちょっと殺伐とし始めていた」と話す。

浅草神社フェイスブックには「神社職員や巫女に対し、暴言・恫喝また暴力に近い行為に及ばれる方、1人の職員を取り囲み罵声を浴びせられる方々。祈りと感謝を捧げる信仰の場である神社に対し、個人の価値観に よる利便性を求められる風潮となり、大変残念に思います」と書かれていた。

御朱印を転売する人まで

もうひとつ特別御朱印を見送った理由は特別御朱印や参拝証明書がネットオークションやフリマアプリにて転売されていることだという。

もともと1000円の特別御朱印が、9倍の値段で売買されていた。浅草神社では三社祭の期間中も、通常の御朱印は配布される。

御朱印ブームの裏での神社側の苦悩とは

ここ数年、女性を中心にブームとなっている御朱印。
茨城県守谷市にある「守谷総鎮守八坂神社」 では社務所に神職の男性が1人で対応している。
祭られている神様と日付を記入し、神社の印を押した御朱印は完成までに2分以上かかる。
下村良弘宮司は「御朱印は参拝の証としてお出ししております。以前は年間何人かというような状況でしたが、今は毎日のように御朱印をお求めになる方がいらっしゃいます。」と話した。

ちなみに御朱印を配布している神社にアンケートしたところ14社中13社が「以前より希望者が増えた」と回答。
うち2社は10倍に増えたという。希望者が増えたことで浅草神社のようにトラブルとなった神社は14社中8社あった。

取材に伺った守谷総鎮守八坂神社の下村良弘宮司は「1人で社務を行っています。御祈祷の等の祭祀の仕事が優先ですので、そういった時に受付停止のはり紙を貼った場合に御朱印希望者が“どうしてだ”とお声を頂くことがある」と話す。

民俗学に詳しい佛教大学の八木透教授は「御朱印を受ける側のマナーが問題になっている。
自分が信仰心を表明した証にいただくものなので、やはり謙虚な気持ちで仏様や神様からいただきものだという気持ちがあってしかるべきかと」と話す。

(「めざましテレビ」5月14日放送分より)