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北朝鮮が弾道ミサイルでないと主張する裏に何が? “ジグザグ飛行”で“抜け穴”利用か

カテゴリ:国内

  • 北朝鮮は4日の飛翔体発射は「正当な軍事訓練」と正当性を主張
  • 主張の背景には、弾道ミサイルの国際条約上の定義に当てはまらない可能性があるという
  • “ジグザグ飛行”で意図的に抜け穴”を利用しているのか

北朝鮮、「正常な軍事訓練」と正当性を主張

北朝鮮外務省は、5月 4日のミサイルとみられる飛翔体発射について、「正常な軍事訓練」だと強調し、正当性を主張した。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は、ミサイルとみられる飛翔体発射について、「正常な軍事訓練の一環で、地域情勢を緊張させていない」と強調した。

また、「アメリカと日本も約束違反ではないとの立場を示した」と指摘し、韓国国防省が批判したことに対しては、米韓合同訓練を引き合いに「言う資格はない」と一蹴した。 

正当性主張の背景に、弾道ミサイルの国際条約上の定義に当てはまらない可能性が・・・

実はこの北朝鮮の飛翔体、ロシア製のイスカンデルに極めてよく似ている。

フジテレビの能勢解説委員によると、北朝鮮が発射を正当化している理由は、国連の安保理決議が禁止している弾道ミサイルの国際条約上の定義に当てはまらない可能性があるからだという。

アメリカとロシアの間で2011年に発効した核兵器の軍縮条約などによると、弾道ミサイルとは「飛翔経路のほとんどが弾道軌道である」ミサイル、つまり、放物線を描いて飛ぶミサイルと定義される。

それに対し、ロシアのイスカンデル弾道ミサイルは、もちろん放物線軌道を描いて飛ぶこともできるが、発射直後から向きを変え、その後、低い軌道で飛ばすこともできるとされている。

実際に、今回の発射を撮影したとみられる衛星画像を見てみると、発射直後にジグザグと噴煙が残っていることがわかる。

今回北朝鮮が発射したミサイルが放物線を描いた実績がなければ、国際条約上の弾道ミサイルの定義に当てはまらないかもしれないのだ。

北朝鮮は、意図的にこの“抜け穴”を利用している可能性があるという。

(「Live News days」5月9日放送より)