「変化」と「進化」に挑み続ける東京ディズニーリゾート。“ディズニー・イースター”の舞台裏を独占取材

  • 開園当時からある17の人気アトラクションも時代に合わせて進化
  • 「スプラッシュ・マウンテン」が日本に導入される時にした工夫とは?
  • スペシャルイベント「ディズニー・イースター」のリハーサルを独占取材

今や年間3000万人を超える人たちが訪れ、不動の人気を誇る「東京ディズニーリゾート」。

4月18日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)では、進化し続けている「東京ディズニーリゾート」の歴史を振り返り、さらには今、大人気のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」の舞台裏の様子に迫った。

人気アトラクションも時代に合わせて進化

36年前の初年度は990万人の入園者数だったが、ここ最近は3000万人を突破。なぜ、ここまで入園者数が伸びたのか。その裏にある「変化」と「進化」に挑み続けた努力の歴史があった。

1983年(昭和58年)4月15日、世界中の注目を集めてオープンした「東京ディズニーランド」。

フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムというテーマパークがモデルで、開園当時は、ワールドバザール、トゥモローランド、ファンタジーランド、ウエスタンランド、アドベンチャーランドと5つのテーマランドに32のアトラクションがあった。

「スペース・マウンテン」や「ジャングルクルーズ」など開園当時から残るアトラクションは17あり、昔のままではなく、それぞれ時代に合わせて進化している。

「ジャングルクルーズ」は2014年からより神秘的でスリリングな雰囲気に包まれるナイトクルーズが楽しめる「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」になった。さらに、2018年には開園以来初の大リニューアルを行ったのが「イッツ・ア・スモールワールド」。

今回のリニューアルで『ライオン・キング』や『リロ&スティッチ』など、ディズニー映画のキャラクター約40体が初めて仲間に加わった。

JR舞浜駅の誕生で来場者も↑ 

そして、1985年に生まれた「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」が日本人のハートをつかむ。
44台のフロートと呼ばれる乗り物に、50万個に及ぶ電飾が使われていたが、今では大きく進化し、ディズニー映画のフロートが新しく導入され、使われる電飾も100万個に倍増。LEDなど最新技術が多く導入され、一瞬にして色を変化させることも可能になり、より幻想的な世界を生み出している。

さらに、1987年を機に、来園者が大幅に増加。その理由は、今も人気アトラクションの一つ「ビッグサンダー・マウンテン」の誕生。連日、長蛇の列ができ、のちに短い時間で利用できる“ディズニー・ファストパス”が最初に導入されたアトラクションの一つ。

翌年、1988年には東京ディズニーランド前にJR舞浜駅が開業し、入場者は増加の一途をたどった。開園してから毎年のように進化を遂げる東京ディズニーランドは、9年目の1991年で来場者数は1億人を突破する。

スプラッシュ・マウンテン日本導入時にされた工夫

さらに、10年目の1992年には6つ目のエリア、小動物の郷(くに)をテーマにしたクリッターカントリーがオープン。その目玉は、16メートル下の滝壺に飛び込む「スプラッシュ・マウンテン」。

このアトラクションは、カリフォルニアのディズニーランドにもあるが、当時、運営担当で現在は、オリエンタルランド・オペレーションマネージャーの小山和孝さんは、「カリフォルニアは7人乗りの縦乗りのボートで、これは水はねが多いんです。日本は冬もありますから、受け入れるにはどうかな…と思い、水はねの少ない、2×4の形のボートを導入しました」とボートを工夫したと話す。

そこで、坂上とゲストの室井滋さんが乗車することに。「高いところ本当にダメ、高所恐怖症…」と意外に怖がりな坂上を横目に、満面の笑みを浮かべて戻ってきた室井さん。2人の様子を見守っていたゲストの柳原可奈子さんも、2人のテンションの違いに爆笑していた。

“イースター”のリハを独占取材 

開園から14年目の1996年には、7つ目のエリアとなるミッキーと仲間たちの住む街、トゥーンタウンが誕生。ミッキーに会えるミート・ミッキーは、今でも大人気のスポットだ。

そして、21世紀に突入した2001年に東京ディズニーリゾートは、総工費3350億円を投じ、2つ目のパークとなる「東京ディズニーシー」をオープンさせた。

海にまつわる物語や伝説からインスピレーションを得た7つのテーマスポットに、アトラクションは全部で23。それが今では、35を数えるまでに増えている。

そんな東京ディズニーシーで、4月4日から始まったスペシャルイベント「ディズニー・イースター」

このイベントで新たに誕生したのは、東京ディズニーシーオリジナルキャラクター「うさピヨ」。東京ディズニーシーのディズニー・ イースター限定キャラクターとあって、ゲストたちがこぞってそのグッズを買い求めている。

「うさピヨ」はパークの入り口、目の前のエリアで行われる水上ショーにも登場。今回、そんな水上ショーのリハーサルを独占取材した。

ディズニー・イースターの開催を1ヵ月 後に控えた3月、早朝5時半の東京ディズニーシーでは、水上ショーのリハーサルが始まっていた。

この日は、船と水上バイクによる操船リハーサル。

かつては、パレードなどに出演していたダンサーで、2001年に東京ディズニーシーが開園して以来、数多くのショーの演出に関わる、総合演出の沓内(くつない)靖さんが、今回の水上ショーも手掛けている。

ミッキーが船で登場してショーが始まる冒頭部分のリハーサルでは、先頭の船にミッキーが乗り、連なった複数の船が出てくるが、沓内さんは最初に船が曲がるポイントを秒単位で何度も修正。

本番では、ミッキーたちが乗り、卵形のデコレーションが設置されているため、「ミッキーたちの姿が見えにくい」と、操船チームに修正の指示を出していた。船のリハーサルだけで2ヵ月 ほど、40回程度行っているという。

さらに、リハーサルではうさピヨのバルーンがうまく膨らまないというハプニングも発生。さまざまな不安を残したまま、次はキャラクターやダンサーが加わり、最終のリハーサルへと突入した。

そして、本番一週間前に行われた最終リハーサルに坂上が訪れた。

沓内さんが懸念していたミッキーたちが乗る船のターンやうさピヨのバルーンもきれいに膨らみ、大成功。ほぼ独り占めのショーの鑑賞に坂上は「何か、僕に残っているわずかな純粋さが急に芽生えてくる」と笑顔を見せ、沓内さんからは「魔法にかかってしまったんですよ!」と言われていた。

実は、今回のショーには沓内さん曰く「ダンサーたちがまるでミュージカルみたいに踊らずに歌い上げるショーは今までおそらくやったことがないんです」と言う。ゲストも一緒に歌ってもらうのが今回のショーの狙いだ。

では、ショーの中で使われる歌は、どんな人たちが歌っているのか。それは、長年にわたりショーを彩る曲を歌ってきたミュージシャンたち。

「ディズニー・イースター」初日もステージ前には多くのゲストが詰めかけ、ショーで使われる歌を口ずさむゲストたちの姿も見られた。

沓内さんは「『うさピヨ』は生まれたばかりですけど、ショーもやっと生まれたというかスタートを切ったところなので、みなさんに慕われるショーになったらいいなと心から願っています」と話した。

常に「進化」と「変化」を続ける東京ディズニーリゾート。その裏には、携わるスタッフたちの妥協のない姿勢と、新しいことに挑み続ける姿勢があるから、なのかもしれない。

(「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54)