強豪野球部が「脱・丸刈り」を選んだ“深刻”な事情【新潟発】

カテゴリ:国内

  • 新潟の甲子園常連校が丸刈りをやめる決断をした
  • 髪を伸ばしたことで友人からは「野球辞めたの?」と勘違いされ…
  • “脱・丸刈り”で強豪校の復活なるか?

野球強豪校が「脱・丸刈り」なぜ?

高校球児と言ったら「丸刈り」という印象が強い。しかし、新潟県内の「ある強豪校」が丸刈りをやめるという決断をした。

ーー高校球児の髪型のイメージは?

街の人:
丸刈りとか…ですかね。サッカー部は髪の毛伸ばしてワックスで決めたり野球部は逆にしっかり部員全員ボウズにしている

世の中の人が思っている高校球児=丸刈りのイメージ。

こうした中、高校球児と言えば坊主というイメージが強いが今年から髪の毛を伸ばそうという試みを始めた強豪校がある。
その高校というのが春・夏の甲子園に通算8度出場している「新潟明訓高校」。帽子を被っていても分かるほど選手たちの髪は伸びている。

去年12月から導入したこ丸刈りを辞める取り組み。

ーー丸刈りをやる取り組みはどう?

新潟明訓野球部員:

最高です!

部員減少の理由は“丸刈り”?

なぜ強豪校の新潟明訓が丸刈りをやめたのか。

新潟明訓高校野球部・波間一孝部長:
坊主が嫌だから野球を辞めると言って入らなかった生徒もいる

その背景にあるのが野球人口の減少。県内の硬式野球部の部員数は4年連続で減少。昨年度は統計を取り始めた1982年以降初めて3000人を割った。

新潟明訓高校野球部・波間一孝部長:
子どもたちが硬式野球を選ばない理由の一つに坊主が嫌だというのがある以上少しでもそういうものがなくなっていけばなと

しかしこの方針を伝えた当初は選手に戸惑いも…

新潟明訓野球部員:
小4で野球を初めてそこからずっと坊主で髪伸ばしたことなかったのでびっくりしました。髪伸ばして1月くらいに地元の友達と集まって、「え?野球辞めたん?」とか言われた

それでも今はすっかり慣れた様子。

新潟明訓野球部員:
一応さわやかにというのがあるのでさわやかにできるようには工夫しています

一方で新潟明訓は去年、春・夏・秋の県大会で1勝もできなかった。4月から新監督として県高野連の専務理事を務めた島田修さんを招聘し立て直しを図っている。

“脱・丸刈り”は一つの「挑戦」

新潟明訓高校野球部・波間一孝部長:
勝てなければ髪伸ばしてチャラチャラしてるから勝てないんだろうと言われることもあるかもしれないし実は非常に厳しいことをやる

丸刈りを辞めて約4か月。選手たちの中でも「ある変化」を感じている。

新潟明訓野球部員:
髪を伸ばした面で礼儀正しくなったと思う。(外見で)分からないからこそ野球部らしくというのは心掛けています

新潟明訓野球部・岸本大輝主将:
髪を伸ばしたから弱いとかそういうレッテルをなくして自分たちが証明できるようにやろうと思ってます

就任したばかりの島田新監督もこの髪型について前向きにとらえている。

新潟明訓高校野球部・島田新監督:
自分たちできちんと考えて行動するというのは野球に限らずスポーツにはすごく必要なことだと思うのでいい方向に考えていい形になるよう努力してくれればいい

「脱・丸刈り」で新たな風を起こすことができるか。野球人口減少への歯止めと名門復活に期待が高まる。

(新潟総合テレビ)

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