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【パラアスリートの言魂】クロスカントリースキー 新田佳浩

カテゴリ:芸能スポーツ

  • 2人の息子にとって自慢の父親でありヒーロー!
  • 年間230日は家にいない父親に息子は「頑張っているから我慢して待つ」
  • 「子どもたちに金メダルを」強い思いで挑んだ平昌パラリンピック

冬季パラ6大会連続出場の新田佳浩選手、38歳。

3歳の時に事故で左前腕切断。そして、小学3年からクロスカントリースキーを始めた。

8歳の長男・大翔(だいと)君、5歳の次男・健翔(けんと)君にとって自慢のお父さんであり、ヒーローだ。

だが、新田選手は大会や合宿・海外遠征などで年間230日は家を離れている。

「長男と次男には人気あると思います」と語る新田選手だが、妻からは「いない期間が長すぎて、(子どもたちは新田選手の)良い所しか知らないから」と言われたという。

大翔君は「お父さんがいないのは寂しいけど、いないのは練習しているから、頑張っているから、だから我慢して待っている」と話す。

「今、一番カッコいいお父さん」

自宅には大翔君がお父さんのために作った金メダルが飾られている。

2014年のソチパラリンピックで、メダルを獲得できずに帰国した時に、成田空港で大翔君からもらったものだ。

2010年のバンクバーパラリンピックでは金メダルを獲得していたが、その時には子どもたちは生まれていなかった。「平昌では本当の金メダルを取って子どもたちに見せたい」という思いで挑んだ2018年の平昌パラリンピック。

10キロクラシカルでスタート直後に転倒したが、巻き返して見事金メダルを獲得。1.5キロスプリント・クラシカルでは銀メダルとなり、2つのメダルを獲得した。

新田選手は「クロスカントリースキーはとっても辛い競技。何度もくじけそうになるけど、家族の事を思うと、もう少し頑張ろうと思える」と子どもたちの応援が、強さの源になっているという。

大翔君は「4年に一度の大会で取ったし、それを目の前で見られたから、今知っている中では一番カッコいいお父さん」と笑顔を見せる。

「もういいかなと思ってしまうところも、もうちょっと頑張れる、まだ頑張れると奮い立たせる気持ちがすごく重要な競技。自分の滑りを見て長男が何かを感じてくれたらうれしいですね。そういった意味では、僕が頑張っている姿を見せることが、“家族のヒーロー”であり続けることだと思う」と新田選手は話した。

そんなお父さんの姿を見ている大翔君は「“クロスカントリースキーの選手”になりたいです」と将来の夢を明かした。

(PARA☆DO!:https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/

新田佳浩(にった・よしひろ)

1980年6月8日生まれ 38歳 
日立ソリューションズ 所属
3歳の時に事故で左前腕切断。小学3年からクロスカントリースキーを始める。
10年バンクーバー 10キロクラシカル、1キロスプリントいずれも金
18年平昌 10キロクラシカル金、1.5キロスプリント銀
同年春の褒章で紫綬褒章受章