“新元号クッキー”が雅すぎる!「令和」は何味か 作者に聞いた

カテゴリ:国内

  • 新元号「令和」をイメージしたアイシングクッキーが話題に
  • 伝統の和柄に桜や梅などをあしらった「和」なデザイン
  • 作者は“お菓子絵本作家” 「令和」のどんなイメージを表現した?

色とりどり「令和クッキー」が大人気!

新元号が発表されて一週間が経ったが、みなさんは「令和」にどのようなイメージを抱いているだろうか?

SNS上では由来となった「梅花の歌」に着想を得たものや、漢字や「れいわ」という言葉の響きをイメージしたものなど色々なアイデアの“令和グッズ”が生まれているが、そんな中注目されているのが、4月2日に投稿された「令和型クッキー」だ。

「令和をイメージしてアイシングクッキーで作ってみました」


「令和」の文字をかたどった、色とりどりのクッキー。
「令」の文字には紫と黄色が霞のように混ざり合うベースに梅の花や市松模様、青海波などの伝統の柄がちりばめられ、「和」の文字はピンクと黄緑の春めいた色の上に桜の花が散るデザインになっていて、まるで振袖の柄のような鮮やかさを感じる仕上がりだ。


シンプルなクッキーもかわいい

動画を再生するとまず登場するのは、シンプルなクッキー。
菅官房長官が掲げた「令和」の筆文字を再現したクッキーはこれだけで十分インパクト大なのだが…ここから粉砂糖と卵白を混ぜた「アイシング」でデコレーションが始まるのだ。

始めに全体を塗りつぶしてから細かい装飾を

まず、ベースカラーを全体に流し、固まる前に境界線を白のアイシングでぼかしていく。
さらにその上から花や細かな柄を書き込むと、レリーフのような半立体の模様が完成するのだ。

「令」は梅の花、「和」には桜の花が

そのまま着物の柄にもなりそうなこのクッキーが投稿されると、「絶対食べられない!」「このクッキーを掲げて新元号発表してほしかった」とのコメントが寄せられ、8万件を超えるリツイート、37万件を超える「いいね」が付き、大人気となっているのだ。 (4月9日現在)

このクッキーを作ったのは、絵本の世界観をアイシングクッキーで表現した作品などを、自身のインスタグラムなどで公開している、お菓子絵本作家の上岡麻美(@asami_kamioka)さん。

華やかだが、和のテイストが詰まったこの「令和クッキー」はどんなイメージから生まれたのだろうか?
そして、誰も味わったことのないだろう「新元号」のお味は?
上岡さんにお話を聞いてみた。

「冷たい印象」一転…「春のイメージ」

――「令和クッキー」を作ろうと思ったきっかけは?

改元の話が出たときには何になるんだろうぐらいで、特に何も考えていませんでした。発表されて、色々なニュースをみて私も何か表現してみようかなと作ってみました。


――「令和」という元号にどんなイメージを持った?

聞いた瞬間は「れいわ?」でした。メディアで予想されていたものと違っていたので、どんな印象も持てませ
んでした。「令」が「命令」というイメージだったので、意味を聞くまでは少し冷たさを感じました。


――では、このデザインはどのようにして作った?

色味は、家族の意見も聞いて決めました。私と義父は黄色、姉は紫、夫は赤と答えましたが強すぎると思ったので却下しました(笑)。
後は春をイメージして、桜のピンクと緑を追加しました。単色ではなくグラデーションにして、優しく仕上げました。模様は日本だから和柄にしようと思い、以前作った2019のクッキーを参考にして作りました。

雅なビフォーアフター

絵本を題材にしたお菓子作品を多く手がけ、「お菓子で描いた物語が食べられるというワクワク感、独特の温かみや可愛さを演出できるところが魅力だと思っています」と語る上岡さん。 

発表直後は「令和」という響きに、温かみとは正反対の「冷たさを感じた」というが、ニュースなどを通してその由来や意味を聞き、このクッキーを作ったのだという。

SNS上でも、発表直後には「令という字は冷たい印象」「クールなイメージ」という声が多く挙がっていたが、一転して春のイメージあふれる作品になっているのが面白い。

デザインの参考にした「2019クッキー」。 花やイノシシのキャラクターがちりばめられている

味は「プレーンクッキー味」

「令和」の文字は「菅さんが掲げたものを写真に撮影し、拡大してコピーしたあとクリアファイルに映して型紙を切り出し、のばしたクッキー生地の上に置いてナイフで切り抜きました」とのこと。
筆文字の再現にもこだわりが見られた。

筆文字をばっちり再現

ちなみに、土台のクッキーやアイシング部分には特に味付けをしていないため、イメージはさておき、気になる「令和」のお味は「プレーンクッキー味」。
SNS上では「食べるのがもったいない」という声が挙がっていたが、この令和クッキーは「まだとってあります」とのこと。

ただ、作った作品は保存しておくこともあるというが、「家に置ききれないので、食べたり配ったりします」とのことなので、5月を待たずにおやつになってしまう可能性もありそうだ。

『不思議の国のアリス』を題材にした「お菓子絵本」の1ページ

――今回の反響について…

とても驚きました。今回は皆さんの反応が良いなぁと思っていましたが、ここまで反響があるとは思いませんでした。色々なコメントをいただけて嬉しいです。


――今後作ってみたい作品は?

源氏物語を何かお菓子で表現してみたいと考えています。お菓子で迷路を作るのも良いですね。

すぐそこに迫った「令和」の時代。
誰もがそれぞれのイメージをふくらませているだろうが、こんな華やかな時代が訪れることを期待したくなる。

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